ある方がビジネスでワシントンに行った。
商談はうまく進んでいった。
彼は英会話にはかなり自信があった。
各国の人々が20人ほど会議室に集まりプレゼンは始まったという。
プレゼン開始。
いろいろ説明しているうちにその中の一人が何か彼に真剣な目で訊いてきた。
相手は「パ・・パ・・パパ?」と。
彼は一瞬、頭の中が混乱した。
「何?パパ?パパってなんだ?なんだ?」
その時、海外でずっと仕事をしていた同行者が
「彼はグラフのpurpleのところは一体どういう意味か?と訊いていますよ」とこそっと教えてくれという。
助かった!と思ったそうである。
日本人の耳はどうも子音をききにくいのかも知れない。
そして、purpleの発音も国によってはまた発音がちがともきく。
イギリス英語での発音記号は「ˈpɜːpl」でアメリカ英語での発音記号は「ˈpɜː
その方がどこの国の方かは分からないが日本人の耳にし理解しにくかったのだろう。
パープルではないことは確かである。