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過去があって現在そして未来構想へ

コロナの前の世界には戻らない・・・念仏の如く、ドイツの哲学者であるマルクス・ガブリエル氏の言葉を反芻する。漸くというか、2020年を過ごして、これほどまでに真空地帯のような時間はなかったなと思った。しかし、この年の時間の蓄積が、かなり価値観というか、何か皮膚感覚のようなものを変えてしまった気がしている。

今年になって年頭からまあ、あれぇ~と、凄いことをいろいろ体験したのだが、これがまた助長されてその皮膚感覚が「やはり!そうか」という想いとなった。暫し、もがいても良いと自分に言ってみる。しかたない。何かを構築する時は仕方ないのだろう。

砂浜に、「よし!これぞ!」と思うほどの砂の城を造り意気揚々と、少し遠目で見た時に想像もしない波がサザサーッと押し寄せてきてあっという間にその城を呑み込んだ!まさに、そんな気分である。だから、これまでにしてきた体験、経験の中で「勝ち取ったものだ」と思い、いつもピカピカに磨いてきた事柄さえ、今はどんよりと曇って見えるのは仕方ないのだ。「ああ!あの時はね!」というのは気の置けない十分に時間を共有した仲間と損得勘定なしの時間に戯言の如く言ってもいい。しかし、それは今後の構築には全く役立つものではない!ということを再認識しよう。

変化を愉しむくらいの潔さが、これからは絶必だと思っている。

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