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空き家対策に一歩 特別措置法施行

かなり前から気になっていた空き家。防犯、防災などの面からも良いことは一つもないと思っていた。もっと活用方法があるのではないかと。

 

ある地域のミニイベントの時、周囲の結構立派な一戸建てが空き家であることを教えてもらった時は本当に驚いた。言われなければ絶対に気付かない。そこの住民は近くのバリアフリーのマンションに越したり、また介護ケアつきの施設に移り住んでいると聞いた。時々、息子や娘たちが空気の入れ替えにやってくると。持ち主の意思を尊重すべきものではあるが、それほど守らなくてはいけない家財道具があるのか?と疑問さえ感じた。

 

私の近くにも昔々?お妾さんだったという人の古い家がそのままになっている。年ごとに荒れていく。今や、どうにも・・・という感じである。時々、庭らしきところの草が刈られる。しかし、そのまま静かに佇んているだけ。

 

2015年5月26日、こうした全国的に空き家の増加が問題になる中、市町村が倒壊のおそれなどがある空き家を強制的に撤去できることなどを盛り込んだ特別措置法が、全面施行された。漸く!という感であるが一歩前に進んだ。

 

一昨年、10月時点で全国でおよそ820万戸に増えた空き家。これからは増え続けるだけだと思っていた中の施行。特別措置法には、市町村が固定資産税の情報を利用して、空き家の所有者を迅速に把握できるようにすること、所有者が分からない場合でも、問題が生じるおそれがある空き家に立ち入り、危険性などを調査できることが盛り込まれている。老朽化が進み倒壊などのおそれがある空き家を、市町村が「特定空き家」と判断し、所有者に撤去や修繕の勧告や命令ができる。且つ、その命令に従わない場合や所有者が不明の場合には、強制的に撤去できるようになる。

まだこれからの課題は多い。しかし、とにかく一歩ずつ。これが大切なこと。

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