友人の作家・たからしげるさんが新刊をだしまーす!
彼とは、新聞社勤務時代から何とも不思議ZONE話が多く・・・
今回の作品もなんかドキドキしますよ~
PHP研究所より「5分間ノンストップショートストーリー」シリーズの一環として刊行(9月17日発行)!タイトルは『ナイトメアのフカシギクラブ』(税込1210円)。
なんでも、その種?の(こわっ)「怖くて不思議でミステリアス」な短編を全27作品収録しているという。
たからさん曰く「どんな傾向の話が好きかときかれると、ちょっと不思議で、ミステリアスで、ぞっとするような怖さがあって、でも、最終的にはほっとできるような余地を残しておいてくれる話、と答えたい。怖さだけが前面に突っ走っていて、救われる余地がどこにもなく、最後は見捨てられておしまい、というのはいやだ 自然災害もそうだが、現実生活にはびこる人間の所業による怖い話が、まさにそうだ。日々新聞の社会面をにぎわす、テレビのレポーターが血相を変えて追いかけまわすような残虐、非道、冷酷、無慈悲な数々の事件は、まじに怖いだけで救いが一つもない。だから、子ども向けに怖い話を書くようにといわれたときは、怖い話を必ず不思議でミステリアスな話のオブラートで包んで、怖くてもどこかでほっと息がつける形で読み終われるような工夫を凝らす。怖い話は「悪夢(ナイトメア)」だが、不思議でミステリアスな話は「不可思議」につながっている」と。
具体的にはどんな話があるかといえば・・・・
たとえば、ある朝、学校にいって教室に入っていった日出間淳は、自分の席にだれかがすわっているのをみつける。そこは自分の教室で、自分の席にちがいないのに、どこのどいつがと思って近づいていってよくみると、そいつはどこからどこまで自分そっくりの顔と服と姿をしていて、「おれは日出間淳だ」と名乗ってくる。
キャーッ!である!
秋の夜長はキャーッ!27話を、是非。