昨日は区史編纂の中の人物インタビュー最後の回であった。私は、何故かその方を前に、「ああ!なんということか!」と思ったのが〝最初〟であった。
人間とは実に不思議な生き物で、いろいろな情報を詰め込みすぎていると誤ることがある。その人物に会ったその瞬間に感じ取る、なんというか・・・直観?直感?感覚か?それは物凄いスピードで脳内で処理されて行く自分を感じ取りながら、「本日はお忙しい時間を・・・」と実に月並みな表現でインタビュー開始となった。
インタビューが終わった。
最後・・・取材が終わった後だった。「ああ!何という事だ!もっともっと純粋に人を愛していこう!」と思った。
そう、人生の成功だ失敗だ、なんだかんだ、もろもろの事象に対して、人間というものはいろんな事を言い出す、吐き出す生き物だということ。
昔、父がよくぼつんと言っていたというより呟いていた「妬み、嫉み、恨みはダメだよ」と。トシは大いにとったものの(笑)まだまだ胸はって「長い人生を歩んでまいりました‼なんてといも言えない。口が裂けても言えない中途半端丸出しの人生経験。そんな自分が実に素直に感じた「瞬間」の直感である。こりは確かな事だと思った。
人は人の事をもっと純粋に愛していかないといけない・・・
それは、理屈でも論理でもなんでもなく、ましてや〝他者〟の言い分や感想やら情報なんてばかみたいに全て信じるものではない。
その発露は心の叫びにも似ていた。