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今、日本が進む道とは?

表現の仕方、言い方が変ではあるが、ある程度大人になっていくと社会情勢そのものが自分の生活にかなりの影響があることが分かってくる。子ども時代は然り、また若い時代には全く無頓着であった・・・と思う。最近、時々感じる胃の痛みはこうしたことから来ているのかも知れないなと思うほどである。漠然としているかも知れないが言いようのない「不安感」「不安定感」。多くのシーンで「楽しんじゃいましょうよ~」と楽しそうにしている人達の表情の陰に、時折、何とも言えない悲壮感を垣間見る事がある。しかし、沈黙である。只管、沈黙を続けよう。次に発せられる言葉が分かっているからこそ沈黙しかないと思う。「じゃあ、どうすればいいのよっ!」と口を揃えていうであろうし、且つ、「私はもうそのころにはこの世にいない」とたいがいの人々は諦観には程遠い悲壮感を口にする。

さて、ロシアによるウクライナ侵略は開始から2カ月ほど経過した。我々は新型コロナウイルスに翻弄された約3年という日々の中で、苦悶した。脳みその働きではないが、人は自分の気持ちを必死に守る為に脳みそのある部分思考を停止したところがあると思う。

ウクライナの健闘・・・そう、「他人事感覚」であるということ。

毎号、記事としては掲載されているが月刊誌の「正論」6月号では、ロシアのプーチン大統領と十数回会談した森喜朗元首相が、プーチン氏との会話を明かすという。慎んできたことも時あらば漏らす・・・外国首脳との会談内容を外には漏らさない筈なのに。しかし時間が経った今、明かされるという。日本国内の論調があまりにも欧米からの情報が中心になっていて、日本人が物事を公正に見ていないということである。

「私も今年で八十五歳になり、いつあの世に逝ってしまうかもしれない。そうした中、私が直接聞いたプーチンの考えを本誌に資料として残すことで、日本としてどうあるべきかを考えていただければと思います」と。あくまで一人の人間・森氏の論考であるが参考にしたい。

また、新聞社の台湾支局長も「中国からみれば『台湾はクリミア半島、日本はウクライナ全土』。もし中国が台湾を併合したら、その八年後には日本に攻めてくる。たからこそ日本は中国の脅威にこそ備えなければならない」と強調する。また、ロシアが「大きな北朝鮮」となり、新たな冷戦下では中国が新「悪の枢軸」のボスになる可能性が高いと警鐘を鳴らしている。

ウクライナ情勢を注意深く見ている中国の習近平国家主席の出方。米シンクタンク戦略予算評価センター(CSBA)のエヴァン・モンゴメリー部長とトシ・ヨシハラ上席研究員は、プーチン大統領に倣い習主席は台湾侵略の初期段階から核兵器の使用をチラつかせて脅かしてくる可能性があると指摘。さらに、中国が台湾の封鎖(物資の補給阻止)、指導者の殺害(斬首作戦)を目指すと見ている。

日本という国は崩壊するかも知れない恐怖。だからこそ、日米同盟を分断されないように、平時からの備えが必要であるのだ。そして、何よりも怖いサイバー攻撃にも対応していかないとならない。あまりにも「マイナーリーグ」と評される如くに日本は.サイバー攻撃への準備ができていないのだ。日本政府の無防備さにくわえ、日本の民間企業が有する技術を中国が狙っている実態がある。問題のの先送り体質。「まあ、いいやいいや」と日本人独特の「問題化しない大問題」をスルーする傾向。よくよく見ていくと、何とも日本の脆弱さに目をおおいたくなる。

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