最近は墓じまいをする家庭が増えてきているようだ。そして、年賀状じまいをする人も増えてきているように感じる。しまわれてしまうと・・・その方々と連絡というものは殆どできずというか、やらない、やれない。昔の思い出というか記憶だけが残っている。今更ながら不思議な感覚だと思う。というのは多分だろうが・・・もしかして「亡くなった」であろうことも分からずにそのまま時を経ているからか。その人本人が亡くなってしまうと殆どがその人の「死」を知る事が出来ないものだ。新聞に掲載されたりテレビ番組でニュースになる人々は別として、大概がそのまま消えて・・・大切な「記憶」からも消えていく。本人の携帯電話番号のみでは本当に分からないまま付き合いとは消えていくものだなと最近、強く感じている。
そんなに簡単に、「年賀状じまいをさせていただきます‼」と言わなくてもいいんじゃないかな?と余計な事も感じる。普通に?何気なく・・・ああ、そうだったんだね、それでいいとだ思うけどね。やはり携帯電話が日常でLINEだメールだFBでが日常になってしまった現代のいう時代の寂しさなのかも知れないね。
90歳を超えた、高齢の男性たちから私が活動しているNPO法人の「新年会には少し遅れるから大丈夫かなあ?」「吉田さん、最近、足の痛みが消えたんだよ~」「新年会の前にいかなくてはいけない用事が入ったんだ」などと何度も電話があったり・・・人生ってこういう事が嬉しい時ってあるもの。今日はそんな日なんだな。