昔、勤務していた新聞社から「旧友会名簿」が届いた。名簿に掲載された名前。それは大仰だが、生きているという証。ページをめくりながらなんとなくほーっとするものだ。名簿の最後あたりになって亡くなった方々の名前があり、当時の編集長の名前を発見する。しばし見つめて、その亡くなった時と享年を見る。
人間って不思議なほど一気に過去に有った様々なシーンや声や大笑いしたエピソードなどを思い出すものか!と思った。書いていたらきりがないほど一人で思い出す。
そして、説明しがたい・・・・底知れぬ寂しさと哀しさと懐かしさが混じり合った感情が溢れ出す。
呟きでもなく、叫びでもなく・・・
「有難うござました」と。