大正ロマンを代表する画家・竹久夢二(1884~1934年)。ファンも多いが幻の油彩画「アマリリス」が発見されている。なんでも「現存する夢二の油彩画は約30点ほどと少なく、今回の発見は非常に貴重だったという。理想の美人を描いた本作は『夢二のモナリザ』ともいうべき傑作」らしい。
同作は大正期の作品で、夢二の恋人で多くの作品のモデルを務めた「お葉」をアマリリスの鉢植えとともに描かれた中期油彩の代表作。大正8年に福島県で開催された展覧会に出品され、その後、夢二が滞在していた東京・本郷の菊富士ホテルの応接間に飾られていたが、昭和19年に同ホテルが閉業後は長らく所在不明となっていたとか。どこを旅していたのだろう?
今年は夢二生誕140年を記念した展覧会が開かれる。
実に!楽しみである。。
会期・会場(予定)
①2024年6月1日(土)~8月25日(日)東京都庭園美術館
②2024年9月7日(土)~12月8日(日)夢二郷土美術館
③2025年1月18日(土)~3月16日(日)大阪・あべのハルカス美術館(以降、全国の美術館を巡回予定
夢二生誕140年記念 全国巡回展について | 夢二郷土美術館 (yumeji-art-museum.com)
「アマリリス」油彩・カンバス、1919年頃、60.4cm×40.7cm、
夢二郷土美術館蔵