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ch01.政治 | ichikoTV - Part 9 ichikoTV

‘ch01.政治’ カテゴリーのアーカイブ

平和宣言

2022 年 8 月 8 日 月曜日

8月6日、被爆77年の「原爆の日」を迎えた広島。広島市の平和記念公園で開かれた平和記念式典で、広島市の松井一実市長が平和宣言。77年前の原爆で母を失った当時16歳の女性の被爆体験を紹介し、「一刻も早く全ての核のボタンを無用のものにしなくてはならない」と訴えた。いろいろな体験者のお話や書物などでしか分からないが、必死に考え続けてきた。私は8月6日になるともう亡くなってしまったが映画監督の槙坪夛鶴子さんから初めて聞いた原爆投下の日の話を思い出す。

 平和宣言全文をのせる。

 母は私の憧れで、優しく大切に育ててくれました。そう語る、当時、16歳の女性は、母の心尽くしのお弁当を持って家を出たあの日の朝が、最後の別れになるとは、思いもしませんでした。77年前の夏、何の前触れもなく、人類に向けて初めての核兵器が投下され、炸裂(さくれつ)したのがあの日の朝です。広島駅付近にいた女性は、凄(すさ)まじい光と共にドーンという爆風に背中から吹き飛ばされ意識を失いました。意識が戻り、まだ火がくすぶる市内を母を捜してさまよい歩く中で目にしたのは、真っ黒に焦げたおびただしい数の遺体。その中には、立ったままで牛の首にしがみついて黒焦げになった遺体や、潮の満ち引きでぷかぷか移動しながら浮いている遺体もあり、あの日の朝に日常が一変した光景を地獄絵図だったと振り返ります。

 ロシアによるウクライナ侵攻では、国民の生命と財産を守る為政者が国民を戦争の道具として使い、他国の罪のない市民の命や日常を奪っています。そして、世界中で、核兵器による抑止力なくして平和は維持できないという考えが勢いを増しています。これらは、これまでの戦争体験から、核兵器のない平和な世界の実現を目指すこととした人類の決意に背くことではないでしょうか。武力によらずに平和を維持する理想を追求することを放棄し、現状やむなしとすることは、人類の存続を危うくすることにほかなりません。過ちをこれ以上繰り返してはなりません。とりわけ、為政者に核のボタンを預けるということは、1945年8月6日の地獄絵図の再現を許すことであり、人類を核の脅威にさらし続けるものです。一刻も早く全ての核のボタンを無用のものにしなくてはなりません。

 また、他者を威嚇し、その存在をも否定するという行動をしてまで自分中心の考えを貫くことが許されてよいのでしょうか。私たちは、今改めて、「戦争と平和」で知られるロシアの文豪トルストイが残した「他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない。他人の幸福の中にこそ、自分の幸福もあるのだ」という言葉をかみ締めるべきです。

 今年初めに、核兵器保有5カ国は「核戦争に勝者はなく、決して戦ってはならない」「NPT(核兵器不拡散条約)の義務を果たしていく」という声明を発表しました。それにもかかわらず、それを着実に履行しようとしないばかりか、核兵器を使う可能性を示唆した国があります。なぜなのでしょうか。今、核保有国がとるべき行動は、核兵器のない世界を夢物語にすることなく、その実現に向け、国家間に信頼の橋を架け、一歩を踏み出すことであるはずです。核保有国の為政者は、こうした行動を決意するためにも、是非(ぜひ)とも被爆地を訪れ、核兵器を使用した際の結末を直視すべきです。そして、国民の生命と財産を守るためには、核兵器を無くすこと以外に根本的な解決策は見いだせないことを確信していただきたい。とりわけ、来年、ここ広島で開催されるG7サミットに出席する為政者には、このことを強く期待します。

 広島は、被爆者の平和への願いを原点に、また、核兵器廃絶に生涯を捧げられた坪井直氏の「ネバーギブアップ」の精神を受け継ぎ、核兵器廃絶の道のりがどんなに険しいとしても、その実現を目指し続けます。

 世界で8200の平和都市のネットワークへと発展した平和首長会議は、今年、第10回総会を広島で開催します。総会では、市民一人一人が「幸せに暮らすためには、戦争や武力紛争がなく、また、生命を危険にさらす社会的な差別がないことが大切である」という思いを共有する市民社会の実現を目指します。その上で、平和を願う加盟都市との連携を強化し、あらゆる暴力を否定する「平和文化」を振興します。平和首長会議は、為政者が核抑止力に依存することなく、対話を通じた外交政策を目指すことを後押しします。

 今年6月に開催された核兵器禁止条約の第1回締約国会議では、ロシアの侵攻がある中、核兵器の脅威を断固として拒否する宣言が行われました。また、核兵器に依存している国がオブザーバー参加する中で、核兵器禁止条約がNPTに貢献し、補完するものであることも強調されました。日本政府には、こうしたことを踏まえ、まずはNPT再検討会議での橋渡し役を果たすとともに、次回の締約国会議に是非とも参加し、一刻も早く締約国となり、核兵器廃絶に向けた動きを後押しすることを強く求めます。

 また、平均年齢が84歳を超え、心身に悪影響を及ぼす放射線により、生活面で様々な苦しみを抱える多くの被爆者の苦悩に寄り添い、被爆者支援策を充実することを強く求めます。

 本日、被爆77周年の平和記念式典に当たり、原爆犠牲者の御霊に心から哀悼の誠を捧げるとともに、核兵器廃絶とその先にある世界恒久平和の実現に向け、被爆地長崎、そして思いを同じくする世界の人々と共に力を尽くすことを誓います。

 令和4年(2022年)8月6日

    広島市長 松井一実

ある記事を読み・・・思う 人の生と死

2022 年 7 月 30 日 土曜日

その記事を3回ほど読み直した。

人生って一体何なのだろう?と思う。

既に決まっているのだろうか?

やはり偶然の繰り返しなのか?といろんな疑問が湧いてくる。

元総理大臣の安倍晋三さん。

奈良に出かける前夜にお母さんとクリント・イーストウッドの映画をみたという。

あの、銃弾に倒れた朝。バナナ好きな安倍さんはいつものようにバナナを食べて出かけたという。

日々、罵詈雑言を浴びせられてもびくともしなかったので、「テフロン加工」と言われていた。いつも温和な笑顔を浮かべていたのでまったく気にしていないのかというと・・・実はいつもいろいろな重圧と闘っていて、選挙前は睡眠アプリを使っても二時間半で目が覚めるような日が続いていたという。

あの日、弾丸は腕から抜けて首にあたり、それが致命傷になったらしい。首に直接ではなかった。

そして不思議な事はもう一つの弾は解剖してもどこにあるかわからなかったらしい。そんなことってあるのか?と思う。

昭恵夫人が病院に着いた時、苦痛に満ちた表情ではなく微笑んだような実に穏やかな顔であったという。

安倍晋三氏 遊説中に銃撃される

2022 年 7 月 8 日 金曜日

2022年7月8子午前11時30分・・・あまりにも衝撃的なニュースが耳にはいってきた。安倍元総理の遊説先での銃撃事件。最初はえっ?と思い、俄かには何も想像出来なかった。

自民党の最大派閥の会長に安倍晋三元首相が就任して父親の安倍晋太郎氏以来、30年ぶりに安倍派が復活したばかり。安倍さんは「きら星のごとく、将来の総裁候補が登場している。その皆さんに活躍をしてもらって、その能力を国民に示していただき、そのお手伝いをしていきたい」と述べている。足場かために奔走していたと思うし・・・しかし、人生って何なんだ?こんなに突発な事が起こるのか?

救急車からドクターヘリ、そして病院へ。

しかし夕方になって・・・訃報が流れた。享年67。

期日前投票に行ってきた

2022 年 7 月 7 日 木曜日

考えて考えて・・・また考えて考えて・・・

期日前投票に行ってきました。

こんなにも考えたことってないかも知れない。

それくらい、日本の危機を感じている。

もし・・・はないのだが、自分が政治の世界に飛び込んでいたら何をどうしていたか?なんて真剣に考えた。

こんなにも日本という国のというか、政治家たちのというか・・・人間というか・・・仕方ないのか?と。

呻き苦しむように一票を投票してきた。

私は棄権はしない。

日本は更なる危機に立ち向かわなくてはならないだろう。だからこそ!政治家は仕事しなくてはならない。きれいごとではない。

暑い

2022 年 6 月 25 日 土曜日

梅雨だというのに全く雨が降らない。一時期は梅雨寒でスェーターなどだしてきたくらいだったが・・・このところ何と30度越え。判っているものの何ともアタマの中がぽーっである。群馬県伊勢崎市では40度という記録がでたという。ちょっと考えられない。熱中症で運ばれる人も多い。しかし、まだ6月の梅雨である。このままだと梅雨明けは来ないのかも?と思いつつ。7月8月9月と連続して暑い日が続くのだろう。気を引きしめないと!しかし暑い。

え?選挙にいかないかも?

2022 年 6 月 23 日 木曜日

選挙に向けて若者にインタビューしている風景がテレビニュースで流れていた。「選挙には行かないと思う」と若い女性が言っている。そして「クオカードか飲料なんかくれれば行くかも」。

唖然としてしまう。

随分前の話ではあるが、自分が初めて選挙に行った日の事を思い出した。ものすごい責任感みたいな不思議な感覚があった。今はあの時のような鎧のような責任感みたいな感覚はないが、かなり分析している自分がいるのは確かだ。うわっつらの言葉やムードには揺り動く事はない・・・と思う。

政治が何だか分からないという若者たち。今後の日本をひっぱっていかないとならない彼らたちではないか?

どうしたものか?

大人たちはちょつと目の前の事を一旦おいて考えないと。よく分からないということに対しては真摯に向かわなくては。

お悩み満載?

2022 年 6 月 14 日 火曜日

このところ、電気料金、そして連動してガス料金の値上がりに最初は腰が抜けそうになった。確実に簡単にいうと「世の中が変わってきている」。新電力が騒がれたとき「こりゃ新時代か」と思ったのも過去となり、廃業と続いている。あの時代のはしゃぎっぷりは難だったのだろう?と思う。

友人の一人が「お悩み満載です」とメールに書いてきた。意外過ぎた。経営も順調で、いろいろ話を聞けばたんたんと「順調」であろうと思っていていたが・・・そんな彼女もお悩み満載であるなんて?が率直な感想。

ある時代は「独身貴族」という言葉も流行った。おひとり様と大事に大事にされ、おひとり様ツアーなども贅沢な内容のものがあった・・・時代があった。口々に「第二の青春~」と謳歌していた・・・ようだ。

しかし、「もう、一人以外考えられない」とおひとり様はみな口にする。不思議なほどに「他者」は受け入れられないようだ。「無理!」と言う。

人間って平等にトシをとり、今までとは「違う」という事がたとえ分かってもそれを認めたくない?とてうか認める事さえ出来ない「時」がくるようだ。また周囲も、あんなに親しくしていても実に冷徹にその「時」をまっているようである。

どこからとなく生まれてくる悩み、人って悩みとの闘いなんだな。

少子高齢化~なんてとつてつけたように言ってほしくない。他者を受け入れたくないおひとり様がますます増大し、少子がますます進んでいったらホントに日本は危うい。


主語が抜けている

2022 年 6 月 12 日 日曜日

貯蓄から投資へ・・・政府がしきりに言う・・・というか、本当に庶民への伝達の仕方がせ下手くそ!だと思って呆れるばかりである。それをまたマスコミがいろいろなところをとってつけたような取材でこなす。顔をぼかし「貯金がせいいっぱいです。投資なんて無理です・・・」と殆どの人がせいいっぱい応える。

収入があってあって~潤って潤って~家計がらくちん!なんて家があったとしてもだ・・・ほんの僅か?ではないか。投資だ!投資だ!とさかんに行動するのだって・・・ほんの僅かではないか?しかし、物価はじりじりあがり、日本の円安はみのところ経験したことがないほど。みな・・・そう、貯金してしまうのだ。その貯金だってとんでもないほどのインフレ影響はでている。投資?相談したいわとゆったりした気持ちでいける層だって僅かである。ITに任せる投資に回す?大流行ではあるがこれだって僅かであろう。なんて政府との隔たりがありすぎるのだろう。

政府の言いたい事、全く伝わっていませんよ!主語が抜けていては全く伝わらないですよ!怒りにもにて感情が久しぶりに出てくる。

キッシンジャー氏

2022 年 5 月 27 日 金曜日

それにしても驚いた。キッシシンジャー氏は99歳という・・・あの1970年代のニクソン、フォード両政権で国務長官を務めて冷戦下での米中接近を主導した人物。まあその年齢については置いといて・・・

ウクライナ情勢に関してのこの元米国務長官の発言が何とも波紋を呼んでいる。

「ウクライナは領土を割譲してでもロシアとの和平を追求すべきだ」という趣旨。ウクライナ側は猛反発している。ウクライナのゼレンスキー大統領はキッシンジャー氏の発言に「『偉大な地政学者』は普通の人々の姿を見ようとしない」と猛反発だ。「彼らが和平という幻想との交換を提案する領土には、普通のウクライナ人が実際に住んでいる」と訴える。

「全土奪還」「侵攻前回復」・・・この戦争終結めぐり米欧内にも温度差ありか。

今、日本が進む道とは?

2022 年 5 月 3 日 火曜日

表現の仕方、言い方が変ではあるが、ある程度大人になっていくと社会情勢そのものが自分の生活にかなりの影響があることが分かってくる。子ども時代は然り、また若い時代には全く無頓着であった・・・と思う。最近、時々感じる胃の痛みはこうしたことから来ているのかも知れないなと思うほどである。漠然としているかも知れないが言いようのない「不安感」「不安定感」。多くのシーンで「楽しんじゃいましょうよ~」と楽しそうにしている人達の表情の陰に、時折、何とも言えない悲壮感を垣間見る事がある。しかし、沈黙である。只管、沈黙を続けよう。次に発せられる言葉が分かっているからこそ沈黙しかないと思う。「じゃあ、どうすればいいのよっ!」と口を揃えていうであろうし、且つ、「私はもうそのころにはこの世にいない」とたいがいの人々は諦観には程遠い悲壮感を口にする。

さて、ロシアによるウクライナ侵略は開始から2カ月ほど経過した。我々は新型コロナウイルスに翻弄された約3年という日々の中で、苦悶した。脳みその働きではないが、人は自分の気持ちを必死に守る為に脳みそのある部分思考を停止したところがあると思う。

ウクライナの健闘・・・そう、「他人事感覚」であるということ。

毎号、記事としては掲載されているが月刊誌の「正論」6月号では、ロシアのプーチン大統領と十数回会談した森喜朗元首相が、プーチン氏との会話を明かすという。慎んできたことも時あらば漏らす・・・外国首脳との会談内容を外には漏らさない筈なのに。しかし時間が経った今、明かされるという。日本国内の論調があまりにも欧米からの情報が中心になっていて、日本人が物事を公正に見ていないということである。

「私も今年で八十五歳になり、いつあの世に逝ってしまうかもしれない。そうした中、私が直接聞いたプーチンの考えを本誌に資料として残すことで、日本としてどうあるべきかを考えていただければと思います」と。あくまで一人の人間・森氏の論考であるが参考にしたい。

また、新聞社の台湾支局長も「中国からみれば『台湾はクリミア半島、日本はウクライナ全土』。もし中国が台湾を併合したら、その八年後には日本に攻めてくる。たからこそ日本は中国の脅威にこそ備えなければならない」と強調する。また、ロシアが「大きな北朝鮮」となり、新たな冷戦下では中国が新「悪の枢軸」のボスになる可能性が高いと警鐘を鳴らしている。

ウクライナ情勢を注意深く見ている中国の習近平国家主席の出方。米シンクタンク戦略予算評価センター(CSBA)のエヴァン・モンゴメリー部長とトシ・ヨシハラ上席研究員は、プーチン大統領に倣い習主席は台湾侵略の初期段階から核兵器の使用をチラつかせて脅かしてくる可能性があると指摘。さらに、中国が台湾の封鎖(物資の補給阻止)、指導者の殺害(斬首作戦)を目指すと見ている。

日本という国は崩壊するかも知れない恐怖。だからこそ、日米同盟を分断されないように、平時からの備えが必要であるのだ。そして、何よりも怖いサイバー攻撃にも対応していかないとならない。あまりにも「マイナーリーグ」と評される如くに日本は.サイバー攻撃への準備ができていないのだ。日本政府の無防備さにくわえ、日本の民間企業が有する技術を中国が狙っている実態がある。問題のの先送り体質。「まあ、いいやいいや」と日本人独特の「問題化しない大問題」をスルーする傾向。よくよく見ていくと、何とも日本の脆弱さに目をおおいたくなる。