料理研究家・小林カツ代さんが「この指とまれ」で2000年に結成した神楽坂女声合唱団は今年で20周年を迎える。十年一昔とは言うが、その倍である。そしてその20年の記念史を作ろうとしているのだが、本当に資料集めそして何よりも人の「記憶」が風化していくことが如実に分かる。そんな時は紙のメモでもあれば最高なのである。
今は、デジタルの世界が当たり前。しかし20年間という時間が経つと「【PC】のどっかにあるかも知れない・・・」と言うのはたいがい見つけ出すのが厳しい。20周年という日を想定していなかった?そんな中、メモ発見!など実にアナログ世界の妙味なのである。
しかし・・・今後のことを考えると25年、30年、35年と続くのだろうが、人間とは生身である。最近は今まで感じなかった不安がよぎる。だからこそ!この「時」を大切にしないといけないなと思うのである。
おーい!かっちゃーん!
おーい!
おーい!
かっちゃ~ん!

2000年の5月に「神楽坂女声合唱団」が設立した。料理研究家の小林カツ代さんが動物チャリテイーをコンセプトら「この指とまれ!」と仲間を作った。団長・小林カツ代が「今年の12月にチャリテイーディナーショーをします」と言った時、声をかけられ集められ、その日、オペラシティの会場で初めて出会った団員たちが皆どよめいた。あの夜のあの時の空気感は未だ忘れることは出来ない。




