サイトトップ

ch07.味 | ichikoTV - Part 8 ichikoTV

‘ch07.味’ カテゴリーのアーカイブ

晩白柚ジャムづくりに挑戦!

2019 年 2 月 24 日 日曜日

やたらと店先で「晩白柚」(パンペイユ)が目立つので買う。晩白柚は「大きい!」というほどの柑橘類である。いざ!むこうとするとなかなか手ごわいのだ。皮がかなり分厚くて、むくのが容易ではないのだ。

一つ目の晩白柚の時は、「もったいないなぁ~」と思いながらも皮を捨てた。しかし二つ目の時は「そうだ!ジャムを作ってみよう」という気持ちになった。むいた皮の白い部分は少しこそぎとり、薄く皮の部分を切る。それを一晩、水に晒し、そしていよいよ煮込んでいく。種も捨ててはいけない。ここからペクチンが出るそうなので、夏に冷茶を作る時、茶葉をいれる袋に種を入れて一緒に煮込むのだ。とにかく焦らずコトコトと。

中身は爽やかな酸味で本当に「わおっ」というほどに美味しい果物だ。この房に出あうために分厚い皮を突破しなくてはならないのか?と思うほどに美味しい果実である。

なかなか・・・ジャムらしくならないが・・・忍の一字で優しく丁寧に煮込んでいくと出来上がる!

さてさて・・・トーストか?と思って舐めてみると、ヨーグルトの上にのせて食べたらうまかろうという気持ちになる。柑橘の香りとほろ苦さがたまらない。多分、苦みに弱い人は多分無理だろうが・・・

このところ、朝食にはヨーグルトに晩白柚ジャムをのせる。うまい!

恵方巻

2019 年 2 月 4 日 月曜日

節分に恵方を向き無言で食する「恵方巻」。なんでも1989年に広島のセブンイレブンで「大阪に節分に太巻きを丸かぶりする風習がある」と聞いて要は仕掛けたという。ツナを具材にしたのもセブンイレブンが最初である。この仕掛けは見事なものだといつも思っている。

さて、この恵方巻。1998年ごろから広まり2000年には急速に広まったという。そうそう2000年前に!恵方巻はコンビニのチラシで見た。当時、人気前の風水講座を仕掛ける時に、で吉方位、吉方とアタマの中がちょっと一杯であったからよく覚えている。

その恵方巻。思い出した!しかしあの時「何か無理があるな・・・」と感じたのは確か。何とも言えない違和感。私は一度も口にしたことがない。恵方という言葉は昔からある。吉方である。しかし、どうも恵方巻そのものが受けれ入れられなくいろいろ調べてみた。勿論、花街のお大尽様遊びというのもヒットする。なーるほどねと思う。

まあ、人々の生活の中での流行はいたし方ないとしても、恵方巻のあの廃棄の多さには疑問である。飼料にすると言っても疑問である。太巻き寿司、お稲荷さん、食生活を彩るものは多々ある。しかし違和感のあるものは少し考えたいなと、今年も何ともぼーっと見ているたげであった。

 

春を感じる花びら餅

2019 年 1 月 4 日 金曜日

初釜でいただくお菓子で有名な「花びら餅」。お正月のおめでたい時期だけのもので、特に裏千家の初釜で登場する。

花びら餅は、花弁餅、花片餅とも書き、別名で菱葩餅(ひしはなびらもち)ともいう。

紅色が白い餅にうっすらと透けて見える。白餅を丸く平らに延ばして赤い小豆汁で染めた菱形の薄い餅を重ね、中に甘く煮たふくさ牛蒡を白味噌の餡にのせて、半月型に仕上げている。

ところで、何故?中に牛蒡が使われているのか?

諸説あるが、平安時代の新年行事「歯固めの儀式」を簡略化したものが由来といわれる。齢を固めるために押し鮎などの堅いものを食べて、健康と長寿を祝う行事だったのだ。

また、鮎は「年魚」とも書く。つまり年始にふさわしい!

つくづく日本の伝統の「食」は素晴らしいと感じる。

ずいぶん前ではあるが、年始の挨拶の時にこれをお土産にもってこられた方がいて、春の到来を感じた。

ボジョレーヌーボーと月

2018 年 11 月 21 日 水曜日

おくればせながらちょいとのんべいな(笑)友人たちとボジョレーヌーボーを味わう。昔からの酒にまつわる武勇談に。

そうこうしていると仕事関連のゴタゴタ電話がかかりちょっと外へ出た。夜空を見上げると月が妙に美しい。ほぼ満月?輝いている・・・ふっと電話の内容を忘れている・・・。

どんなことあっても元気な友達の笑い声があること。そして元気である自分であること。それに気づくこと。これが一番。

んーまい!新米

2018 年 10 月 14 日 日曜日

コシヒカリの新米をいただいた。

早速炊いてみた。

炊飯器も水もなーんにもかわらないのに!

んーーーーっまい!

ご飯だけでもいい。

本当に美味しい新米だ!

炭水化物抜きダイエットとかいう言葉は飛んでいく。

本当に幸せな食卓。

 

 

嗜好

2018 年 9 月 26 日 水曜日

まるで学術書を読むような名前が並ぶ昨今のクリスマスケーキ。流通さんの世界ではいよいよ「予約会START」である。そのケーキは「食品」というより「芸術品」の世界である。これをクリスマスケーキとよんでよいのか?と思うほどである。多分、どこからナイフを入れていいものやら、眺め続けてしまうのではないかと思う。微妙な繊細な味のハーモニー?へ誘われる。

素朴な手作りの昭和のクリスマスケーキが妙に懐かしくなってきた。ジングルベルの曲にのって浮かれたお父さんたちが「これだ!」という気分で家族サービスした一品でありそれは当時、逸品だったのだろう。凝った家ではマルドリを焼き、七面鳥を焼く家もありも本当にそれぞれの家庭の味とその一品でより華やかになったのだと思う。勿論、料理上手のお母さんは手作りケーキで子どもたちが飾りつけに大騒ぎしたのだろう。

しかし・・・

クリスマスケーキにしても、おせち料理にしても然り。「おせち料理」というよの「正月の料理」とでもよんでほしいと個人的にしい毎年思っている。その思いは年々強くなっている。自宅でおせち料理など作る家がだんだんとなくなってきているのは確かだと思う。今では何万もいえ、何十万もするおせち料理セットというものが売れて且つ人気商品である。

記事を書く筆がとまってしまうのは「おひとりさまおせち料理」というものに初めて出会った時だった。おひとり様ビジネスはますます活気をみせている。あるところまで止まらないのだろうな。

 

この季節になると本当に考えさせられる。「家庭の味」「お母さんの味」っていうものの世界が昔とは確実に違ってきているなと。あるテレビコマーシャルでは「お母さんの料理が食べたくなった」と実家に帰ってきた息子にコンビニで買ったレトルト食品を並べる母親。ある日、そのコンビニで買い物をしている息子とばったり!「お母さん!」と叫ぶ息子と逃げる母。ふふふと笑うコマーシャルではあるが、笑えない。ある家庭では毎日レトルト並べている奥さんがいてご主人は料理上手の奥さんを嫁にもらったと大喜びしている家庭もある。その嫁が「メニューに限界」と言って悩む。これ現実の話。

 

一生、料理しないでも生きて行ける世界も今後はありだなって。

でも、この地球上では当たり前のように飲んでいる安全な水も飲めない人々がいる。彼らはレトルト食品も知らない。嗜好品をたっぷり知っている私たちとはあまりにもかけ離れた世界なのだ。

 

夏のカクテル

2018 年 7 月 31 日 火曜日

夜は友人の経営する青山のBARでカクテルを味わった。青じそベースのカクテルで、実にすっきりした味わい。大葉はつまみながら・・・

ジンベースのまさに“夏の味わい”である。たまにカクテルもいいものだ。

(写真は暗い店内で少々酔っての撮影・・・あまりに素人の仕業である!(笑))

青梅の美しさにゾクッ

2018 年 6 月 17 日 日曜日

梅雨って・・・なんか青梅を漬けたくなる。梅酒を作ろう!と思い立って、静かに丁寧に青梅のヘタをとる。こつこつと・・・こおり砂糖と焼酎とのハーモニー。あとは楽しみに待つだけである。

美味しい「水無月」にはわけがある! 

2018 年 6 月 1 日 金曜日

気付けばなんと!6月です。

「嘘・・・」と思わず呟いていました。

2018年になったばかりだと思っていたのに・・・

既に半年が経ってしまいました。

 

東京はこのところ意外と気持ちの良い青空が広がっていますが、京都の夏は兎に角、暑いそうです!

6月になるととくに老舗和菓子店で盛況だというのが「水無月」というお菓子。もちもちとしたウイロウと小豆が何とも美味です。

なんでも「6月30日に水無月を食べないと夏は迎えられない!」というほどの熱い思い入れが京都にはあるようですよ。

旧暦の6月1日に氷を口にすると夏を元気に過ごせると言われ、室町時代の宮中では氷の節句の行事として、氷室から氷を取り寄せて暑気払いをしていたといいます。京都の洛北には氷室町という地名があり、現在でもその氷室の跡が残っているとか。旧歴の6月30日は新暦でいうと、7月末~8月初旬。確かに暑いですね!

現代では冷蔵庫の製氷機でバンバン氷は作れるし、コンビニでもとても透明な氷がすぐ手に入ります。しかし当時、氷は庶民には手に入れることができないほど貴重なものであったわけです。つまり氷に似せて作ったお菓子を食べ、夏の暑さを乗り切ろうとしたといわれます。

三角形にカットされているのは、氷のカケラを表現していて、上に乗っている小豆には悪魔払いの意味合いが!

では、何故、6月30日?

一念の前半最終日にあたる6月30日には、半年間の悪い行いや身の汚れを払い、明日からの新たな半年間を無事に過ごせるようにと祈願する行事が行われ、この行事を「夏越祓」または「水無月の祓い」といいます。暑気払いの意味がある「水無月」を食べて、無病息災を祈願したということです。

しかし、古人の生活の知恵って本当に素晴らしいですね。

〝おすすめメニュー〟はなぁに?

2018 年 5 月 7 日 月曜日

某所で打ち合わせの前、軽くランチでも・・・・とレストランへ。

メニューを見ると「本日のおすすめランチ」「今週のおすすめランチ」「シェフおすすめのランチ」と何とおすすめがAから始まってEまであるではないか!。しかもそれは、文字情報だけである。至ってシンプルでせっかちな私はすかさずA「本日のおすすめランチ」を注文する。

そこへ初老の紳士と親子とおぼしき中年の女性二人のお客が入店し、二組は窓際の景色の良い席に座った。

「いらっしゃいませ~」と店の女性が来る。

初老の紳士は、A「本日のおすすめ」からE「スペシャルランチ」までひとつひとつメニュー内容を聞いていく。そしてすべて聞き終わった後、「あのぉ・・・」と言い、また、A「本日のおすすめ」の内容を聞きなおす。そしてBだDだと進んでいく。ついにE「スペシャルランチ」まできた。私は「おお!!きたかぁ!」と心が躍った。紳士はさんざん聞き、結局、A「本日のおすすめ」に落ち着いた。

中年の女性二人連れも「まさか・・・」と思うと何故か笑いがこみ上げてきた。メビウスの輪か!?

そう、思っている時、かなり悩みぬいた母親か?「私は・・・フツーの魚料理でいいわぁ」と言い出した。「じゃぁ私もそれで」と娘の方も言う。全く別メニューの注文となったわけである。

店の女性は顔色ひとつかえず「スープをつけると・・・」「食後にデザートをつけると・・・」「食後に珈琲が紅茶を」とつけくわえる話になる。女性たちは「いらないわぁ~」と即答である。

「そうか!そうか!」とまた笑いがこみ上げた。

数分の出来事である。まるで、ひとつのコミカルな芝居を見ているようだった。

「文字情報だけでなく、メニュー内容をしっかり書けばすむ話なのにぃ!」「写真でも出せばわかりやいでしょう?」と何度も思ったのだが・・・。日常の数分間でこんなに楽しめるとはね!と思うと、寧ろ楽しい時間だった。

はて??

店の女性は毎日~毎日~こんな繰り返しランチの説明をしているのだろうか?。

会計をしながら二組のお客を見る。

どちらも何かとても楽しそうだった。