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ichiko | ichikoTV - Part 31 ichikoTV

‘ichiko’ カテゴリーのアーカイブ

2016年大晦日

2016 年 12 月 31 日 土曜日

大晦日である。

正月料理もほぼ作り終えた。

「あ・・・」

栗きんとんの色が冴えない。

そうだ!

クチナシを入れることをすっかり忘れていた。

まあ、よかろう。

 

朝いちばんで映画館へ。

『海賊とよばれた男』を見る。

上下巻の書籍はさらりと讀んだが、映画はなかなか時間がとれずにいた。

百田尚樹による歴史経済小説である。

出光興産創業者の出光佐三をモデルとした主人公・国岡鐡造の一生。

あくまでも出光興産をモデルにした国岡商店が成長する過程がどのように映像になるのか?楽しみであった。

上映のほとんどの時間、感涙である。

これほどに涙がでるものなのか?と。

特攻、空襲、焼野原、戦後復興・・・多分、この数年間、語り部の方々のインタビューを通じて記事を書く中で、自分の中で何か意識がかわってしまったのだと思う。

単なる「戦争」「戦後復興」という言葉上の響きでなく、その時代を否が応でも生き抜いた人々の命の欠片でも理解しようとつとめたのだと思う。

来年は日本の高度成長、そしていわゆるバブル経済に絞って取材をすすめていくつもり。

2017年を迎えるにあたり、見上げれば平和な青空。

心の底から平和に乾杯である。

 

ようやく大掃除ですよ~

2016 年 12 月 30 日 金曜日

年末年始と意外と暖かいときいてなんとなくホッとしている。

30日から出かける予定である。

カラダのあちこちが痛んだりしているが、まあ、元気に今年も過ごしたので来年は肩の力を抜いてそれなりにやっていこうと思う。

朝から、遅ればせながらの大掃除。

しかし「埃」って何だろう?というくらい集まる。いわゆる綿埃ってやつですよ~(^^♪

モップでグルリグルリとやっつけていく。

2016年の心の埃もグルリとやっつけて、軽くなることにしよう。

夜は今年最後の「忘年会」です。

よくやりますね~

ほどほどに・・・

あの人 悪い人じゃない

2016 年 12 月 24 日 土曜日

神楽坂女声合唱団のディナーショーが終わったとたん、何とも「ふつう」に戻った感がある。不思議なほどの日常である。ただ、年賀状を書き終えた人々、大掃除に取り掛かった人々・・・こんな話を聞くと、ただただ焦燥感である(笑)

最近、よく耳にする言葉がある。

話の前に

「あの人、悪い人じゃないと思うんだけど・・・」

そして、そのあとに来る雪崩のような悪口。

「きたーっ!」と思う瞬間である。

「あの人悪い人じゃない あなたの横顔思い出し 来てみたのよ またここに」

よく演歌に出で来る「あの人悪い人じゃない」の「悪い人」ではないのだ。

演歌じゃ決して悪口なんて言わない。

たいがいが「周りの人があの人のことを悪いっていう。だけど、あたしはそんなこと、信じちゃいない・・・」そういうことである。

寧ろ、自分を責めちゃって責めちゃって、静かにじっと待っている女たち。これが演歌に登場する女たちだ。

 

でも、最近の会話の前にもってこられる「あの人、悪い人じゃない」・・・「と思うんだけどね」は、さあ!いうぞ!悪口言うぞっ!の前の儀式のようなもので、このあとに延々続く悪口雑言は、この前置きによって、少しだけ浄化されるのである。

でもよくよく考えてみた。

何とも、日本人らしい礼儀というか国民性なんだなって。

さてさて、今宵はクリスマスイブ。

静かにプレゼントを待っているか・・・

 

 

嗚呼!十二月

2016 年 12 月 18 日 日曜日

気が付けば瞬く間に時は過ぎ・・・とでもいえそうな。

と言っても、そんなカッコイイものでもなく。

ただ、忙殺されていただけである。

 

「記憶の遺産」事業の一つであるWEBの制作も始まった。

細かなカテゴリー分類も始まった。

まあ起点は十分というところだろう。

あとは体力!か。

伊藤榮洪先生の映像チェックもいよいよというところ。

 

今日、朝からまたWEBの委員会へ。

そして夕方からは22日にいよいよ本番を迎える神楽坂女声合唱団のディナーショーにそなえての特訓練習である。

またまた気がついた!

手付かずの原稿が残っているではないか。

いや、敢えて手をつけず、逃げていたな!

そろそろ腰をあげて仕上げねばならない。

師走である。

 

 

えっ?除夜の鐘がなくなるって?

2016 年 12 月 8 日 木曜日

除夜の鐘がなくなるかも知れない・・・とニュースで聞いてびっくりした。

年越しに欠かせない除夜の鐘じゃあないですか?しかしこの除夜の鐘がうるさいと苦情がきているため、除夜の鐘をやめてしまあ寺が増えているそうですよ。
園児の声がうるさい、花火の音がうるさい、盆踊りの音楽がうるさい・・・

まあ、いろいろ聞きました。

風鈴の音さえ、嫌な人は嫌だと言います。

この「嫌」感覚は、もう誰も入り込めない世界ですなぁ。

何か・・・怖くなってきました。

鳥の囀りも、蝉のなきごえも、何もかもが「うるさい」のでしょう。

 

心地よいちくちく程度がいい

2016 年 12 月 5 日 月曜日

よく、年齢をかさねていくと「かどが取れてまるくなる」と言うが、これは間違っているなとつくづく思う今日この頃。

人間って、芯に核みたいのがあって、トゲがその核から無数に飛び出している。

そして角張っていく途中で「角がある」。

次第にそれも取れるといったん丸くなったように感じるけだけ。

まあ、人生いろいろあって、経験、体験で摩耗する。

ということで、もともとあるトゲが改めて「こんにちは!」と出る。

出方によってはしもないな!となる。

古人は「三つ子の魂百まで」といったがまさにその通り!

トゲが出てきても、心地良い、ちくちく程度でやめておくのがいいね。

 

もう?

2016 年 11 月 2 日 水曜日

imagesTO19ZKI2巷でハロウィーンだと賑やかだったと思ったら・・・

もう街角の花屋さんにはポインセチア、そしてクリスマスリースが並んでいる。

いやはや・・・

ため息・・・

実は、クリスマスどころではなく

少し前からおせち料理の予約販売の記事を何本か書いているうちに、もう自分の中では完全に正月が来てしまっていたのだ。

おなかがいっぱい状態。

おせちにまじるようにクリスマスケーキの予約販売であった。

これがこのところ毎年毎年ルーテインワークのように入ってくる。

しかし最近のおせちやケーキって「高級」といっても目玉が飛び出るような金額のものがある。頭の中ではHOMEPARTYなどひらいている。

そしてしばらくすると・・・

「福袋」である!

さてさて、自分への福袋をちょっと想像してみた。

どっさりと・・・何がほしいか?って考えていると心が浮き立ってきた。

やはり・・・「時間」がほしいな。

なーんにも予定の入っていない一日でいい。

ある演出家の先生が言い放ったな。

「編集の仕事なんかすねからだよ~っ」と。

本当に追われる仕事である。

小さなことが気になる性格というか、これは完全に後天的な職業病だな。

つめればつめるほどに細かくなっていく。

なーんにも予定のない一日を袋に詰めよう♪

これは贅沢極まりない「福袋」である。

秋じゃ!

2016 年 10 月 26 日 水曜日

毎月、ある意味、ルーティンで俳句をつくっている?のだが、好評だった句をちょいと発表(^^♪

軒下の風と戯る唐辛子

「唐辛子も戯れるのですね~」「風と戯れながら辛くなるのかもしれません」「唐辛子の赤だけが鮮やかに浮き立つ」「秋の一コマを切り取ったような光景が眼に浮かびます」など久しぶりに講評も多く嬉しかった。

 

 

伊藤栄洪先生 安らかに

2016 年 10 月 22 日 土曜日

午前九時半からの伊藤栄洪先生の告別式へ。

高野区長の弔辞。

皆、深い悲しみの中・・・。

棺の中の伊藤先生に声かけてみる。

逞しく仕事をされた。

先生街の歩きも一味ちがった。。

池袋西口の「おもろ」では山之口貘の話でもちきりだった。

浅草散策も楽しかった。

 

しかし・・毎週、月曜日の朝の訪問。

豊島区の区史編纂の話。

 

さてと・・・

元気な伊藤先生の姿が思い出されると

人間のアタマの中ってどうなっているんだろう?って

自分でも不思議な気持ちになる。

 

伊藤先生

安らかに・・・

ありがとうございました。

おみおくり

2016 年 10 月 21 日 金曜日

郷土史研究家・伊藤栄洪先生のお通夜に参列のため南池袋斎場へ。

奥さまにご挨拶すると、目に涙をためながら「まだまだ足りなかったのではと・・・」と

107日の大正大学の学生たちとのインタビュー撮影のことをとても気にして仰っる。

本当に十分すぎるほどの撮影だったので

「本当に貴重な先生のメッセージをお聞きいたしました。有難うございます」というと安心されたような表情になられた。

1010日には全体力振り絞って「豊島新聞」への原稿をお書きになり、その後、医師の判断で、胸水がたまっていくことを避けるためにチューブなどが外されたそうだ。

それからは何もお話しすることもなく痛がることもなく静かに静かに過ごし、17日に亡くなられた。

 

インタビューの時、お話しの最後のあたりで

「本当によく仕事をした・・・」と何度が繰り返されていた。

いつも伊藤先生の「根こそぎ情報をとれ」という言葉を思いだした。

その人生を、じっとふりかえるような、独り言とも聞こえる言葉が昨夜は脳裏をよぎった。

 

22日は告別式。

おみおくりである。