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ichikoTV - Part 37 ichikoTV

2023年春を堪能

2023 年 2 月 5 日 by ichiko_tv

伊勢会の新年会に参加する。会場は日本橋にある「水戯庵」。近くの福徳神社に参拝し・・・会場で、久しぶりに友人たちと会う。

チタニウムベッセル奏者・伊藤麻莉さんによる厳かな演奏に包まれながら、いよいよ2023年が始まったのだな・・・と思う。

津軽三味線の世界チャンピオンでもある山中信人さんの演奏、そして金春流シテ方能楽師・山井綱雄さんの能を鑑賞。坂東志賀次さんの舞を見る。

コロナ禍の約3年間か、遠くに行ってしまったように離れていた時間が少しずつ戻ってきている。

友と語らい、そして「雨水の頃 東風解凍」と節気を基本に考えられたお料理を堪能する。いよいよか、2023年春の幕開けである。

失われたと・・・考えられていた遺跡を見る

2023 年 2 月 4 日 by ichiko_tv

2月4日(土)。

快晴‼

良かった!雨天中止だから!

・・・と空を見る。

立春をむかえ、いよいよ2023年に突入したわけでいよいよこれ‼というものが見えてくる筈である。

さて、令和3年8月から発掘調査を行っている「南池袋二丁目再開発地区」南街区エリア内で煉瓦造基礎の遺構等が発見され、同街区の一部は、大正8年設立された現富士フィルム株式会社の前身である「東洋乾板株式会社」の敷地であったことも分かり、それを少し前から追い込み取材していた。今日は実際に見学が出来る日である。

午前の部(10時30分~正午)と午後の部(13時~15時)の2回、「見学会」が行われたが・・・なんと、現場には、10時前から多くの参加者が集まり長蛇の列が‼ちょっと前、タクシーがわんわんやってくる。比喩が変ではあるが料亭前に黒塗りがやんやとやってくる、そんな感じ。つまり何とも分かりにくい場所であるからだ。長蛇の列ということもあり、 少し早めの入場に。しかし、この魅力は何であるのかと思ったが、一度は失われたと考えられた遺跡を見られるという事実。目の当たりに地下に残されていた様子は実に迫力のあるものでした。記事にはしたものの、なんという感情なのだろうか?この地には高層ビルが建設される。

縄文時代の穴。落とし穴には猪や鹿が落とされて人々のお腹を満たしたのだろう。江戸時代の畑ではいろいろな作物が育てられたのだろう。酒の器もきれいな状態だ、酒屋があったのだろう。

そして近代になって写真技術のスタートがきられた。乾板というものから。それを私はスマホの感度抜群のカメラで撮影している。映像ディレクターもスマホで動画撮影を続けている。思えば、なんて不思議な光景か・・・

遺構見学の後、東洋乾板の創業者のお孫さんである高橋俊之さん他数人で区役所の一階にあるカフェでお茶をのんだ。それほどに寒く無かったので屋外の席へ皆てで座った。感慨ひとしおという感じであり・・・暫くして「ここから見える風景もかわっていくんでしょうね」と高橋さんがぽつりと言った。そうだろうなあと・・・。超高層ビルが建てば、この日に確認した遺構も頭の中にだけ残り、今、目の前に見える青空も見えなくなり、多分ビルの外観の放つ煌きが飛び込んでくるのだろうと思った。

鬼とはさらば

2023 年 2 月 3 日 by ichiko_tv

2月3日は節分・・・恵方巻~と騒いているのもまあいいけど(笑)

漸くこの日、節分にいわば幽霊の季節が終わるわけです。幽霊とは鬼のこと。鬼とは過去のこと。ある意味、呪縛された未練の事で・・・なんでもかんでも別れ際って大騒ぎする。しかたないけど、鬼とは別れないとならないわけ。

あああ・・・多分出来ないかも

2023 年 2 月 1 日 by ichiko_tv

ちょっとまわりでファスティングといったものをしている人が多い。断食のようで断食ではない・・・ような。

ある人は1日1食主義者で、朝食と昼食は摂らないという。「朝食抜くとアタマすっきりして仕事がはかどりますよ、昼食も無しだと眠くならないで最高」という。

そのコメント見ているだけでなんか・・・変な気持ちになってしまった。旬の野菜をたっぷりつかった味噌汁のうまさは朝食には必須だろうと思ったし、じっくり煮込んだシチューにはパリパリのフランスパンとワインがうまいぞっと‼なんてどんどん浮かんでしまう。まあ、自分ももっとシビアにカロリー制限をした方が良いかと思うのだが、ウナギシラスの養殖に成功‼なんて記事を読むと「いいぞ!いいぞ!」と香ばしい香りに満ちた鰻重がアタマに浮かんで、応援してしまう。

こんな寒い日は牡蠣や白子の鍋でキリッとした日本酒が美味いし・・・私は出来そうもないな・・・

旅する絵本

2023 年 1 月 28 日 by ichiko_tv

先般、2

先般、2月に某女子大で行われるイベントの打ち合わせでTさんの事務所にいたところ、ほっ‼棚を見ると、アンティークな素敵な本が目に入った。セピア色の表紙で何ともいえない趣がある。「何ですか?この本は」と聞くと「旅する絵本‼ 吉田さん、本を旅せてきてくださいよ」と言われ、早速持ち帰った。

そんな旅する絵本を取り扱っている「旅する絵本工房」がなんと2023年1月29日でクローズすると聞いた。またまた「え?」である。

本屋さんでも図書館でもない工房には約1000冊ほどの絵本がある。絵本が人から人へと渡っていく、そして旅していくといういわば「社会実験」ということだ。旅する絵本への参加費は僅か500円。素敵なトートバックとのセットで1000円。・・・・ん・・・やはり、夢はあるけれど採算が合わないかもしれないなと思った。こんなにも素敵な企画であるのに工房オープンしてはや2年。何とも残念な気持ち。でも図書カードに名前を書いて、人から人へ‼ 旅させよう‼と思った。

今年の自分へのテーマは「ととのえる」

2023 年 1 月 26 日 by ichiko_tv

朝から分刻みというほどでもないが、時間を刻んで動いていた。気ぜわしいのだ。原稿締め切りもあるがとにかくね・・・先ずはゆったりとして深呼吸‼と思う日々。2022年末からのカラダのぶっ壊れ状態は反省。やはりまずい。

そんなみこんなで今年の目標というか自分へのテーマは「ととのえる」にした。整える・・・調える・・・ととのえる‼

しかし氷点下も記録している日本の各地。東京も明日は雪だといっているけれど・・・ああ、雪はね、どうも・・・困っちゃうなぁ

寒さに弱くなってきて・・・

2023 年 1 月 24 日 by ichiko_tv

週末は寒気が・・・今から備えを・・・そして昨日のニュースでは東京でも之が降るとか?杉並区で雪がふっている映像が流れた。なんか雪は映像でいいと思う子がある。めっぽう寒さに弱くなってきた。雪降る街を歩き回る元気みたいな力がだんだんなくなっているのを感じている。弱っちいな~我~でも、年末年始のダウン。多分寒さを受け止められなかったのかも知れない。コロナとインフルの同時検査をしても「陰性」だったが・・・

実は年明けて1月13日の夜になって漸く「声」が出てきた。もう、「う~っつつつ」みたいな呻きを聞いた仕事関係者は慌てて電話を切ってくれたが、すっかり冷え切った?いわゆる血行不良の自分は睡眠をとることしか出来なかった・・・と!それが良かったのだ。信じられないくらいに睡眠をとってまあ復活ということです。

今は声がガンガン出る様になり‼相変わらずの毒も吐けるようになりました‼

嗚呼!高橋幸宏さん逝去

2023 年 1 月 16 日 by ichiko_tv

ニュースでミュージシャンの高橋幸宏さんが今月の11日に誤嚥性誤えん性肺炎のため亡くなったことを知り、可成りショック。享年70歳とは!

コンピューターやシンセサイザーなどの当時は驚くほどの最新の電子楽器を使った斬新な音楽性で“テクノポップという新しい音楽のジャンルを築いたYМО。登場した時4の衝撃も甦る。高橋さんはドラマーとして活躍。あの「ライディーン」の作曲者だ。正確に刻むリズム。何ともファッショナブルなミュージシャンであったと思う。1983年の解散‼だってショックだったのに・・・と。

どうぞ安らかに・・・あの斬新さは永遠です!

遺構に想うこと つらつら・・・

2023 年 1 月 16 日 by ichiko_tv

意外と知られていないことなのだが、フジフイルムの発祥地が雑司ヶ谷だったということ。何故か?というとその土地の水質が抜群に良かったということ。

本当にこの事にふれたのはひょんなことだった。そのインタビューの時にはそれほど気にもしていなかったことが今思い出すと、「何という一瞬の出合‼」と改めて自分の内で感動した。ある意味、時間は経過したが結局、自分の内で静かに醸造されていた・・・そんな感覚である。

そして今、それこそ高層複合ビル建設にあたっての工事中でその遺構が発見され、2月に見学することになったのだが・・・ふっと眠れなくなるほど興奮している自分がいる。遠足前の子供とか単純なものでなく(笑)なんというか、子ども時代に戻ってみると、夏休みにだいたいシオカラトンボしかとれなかったのに、鎌倉の山の中でオニヤンマをつかまえた時のあの信じられないほどの興奮というか、あまり例としては一般的ではないが、細胞のひとつひとつがゾクゾクザワザワしている感覚である。

その遺構の画像を前もって研究者に見せていだたいて、その興奮はまた高まっていった。今年は関東大震災から100年経った年である。土の中からは関東大震災で破壊された乾板の破片や薬品の瓶などが発見されている。

何とも!無言でいても自分の細胞たちがざわめいている(笑)

高層ビルが建設され、お洒落なレストランなど出来て、デートコースななって相も変わらず皆がおんなじ感想を口にするのだろうなと思う。土地の記憶は誰かがしつこいほどに覚えておかないとならない・・・そう思っている。

とにかく詳細はまた!

夢に出てきた 友

2023 年 1 月 15 日 by ichiko_tv

少し前の事である。夢の中に昔の新聞社時代の知り合いが出てきた。彼は小高い丘の上に立っていた。丘の上は細かい草に覆われ小花が愛らしい。彼は、本当に嬉しそうに嬉しそうに笑っている・・・何を言うわけでもなくただ笑っていた。そんな夢だった。古墳への大きな夢があり本を書きたい・・・そんな願いも空しく退職後に病気で亡くなってしまった。今、思えば若すぎる死だったと思う。

中堅社員研修で知り合ったから、「研究」というタイトルで仲間たちと楽しい集いは何度もあって、その度、よく八重洲口の居酒屋で飲み、語ったものだった。読書家の彼は本当に本をよく読み、紹介してくれた。黒い鞄には「この本、面白いよ」とぎっしり本が詰まっていたな。

そんな集まりも無くなった時に連絡がつかない、つかない・・・そうこうしているうちに・・・「点」と「点」が繋がって、なんと!彼の死を知ったのだ。残された原稿を見つかった時か、仲間たちと纏めて遺稿集を出そうということになりまとめあげた。そして彼の奥さんや兄弟、研究者たちと八重洲の居酒屋で偲ぶ会をした日もあった。

彼が亡くなった後もいろいろ話もあって奥さんとは交流があったのだが・・・

「現在使われておりません」というMESSAGEを携帯電話から聞いた時は可成り焦った。郵便局でも調べてもらったが「現在、その住所には住んでおられませんね」という返事を郵便局からもらった時は「ああ、これで終わりというものか・・・夢の話も出来ないのか」等と思った。愕然とした。よくテレビドラマであるようにいろんなことを探り当てることは出来ないままである。自分はこんなにも非力なのか!?と思う。

最近は哀しみの片鱗を何か分かるようになってきた。言い方がうまくできないのだが、3年近くのコロナ生活を通じ、その間に友人が重い病気になっていたこと、また「うまく歩けないんだ」と言っていた方の本当に突然の訃報などに接すると本当に世の中にずーっと在った「哀しみ」の片鱗がいろんなところに突き刺さっていくのが分かる。

リモートで飲み会だ打ち合わせなどが頻繁に行われている昨今。殆ど表情もかえずに淡々と対応しているつもりだが、トシを重ねていくということが辛いものかが分かってくる。冷静になればなるほど自分の非力さもしみじみと分かるのだ。

願わくば・・・何かが風にのってでも来てほしい。