サイトトップ

玉ノ井・・・向島料亭界隈を歩く | ichikoTV ichikoTV

玉ノ井・・・向島料亭界隈を歩く

「東向島」駅。生まれて初めて降りた駅である。昔は「玉ノ井」といった。7月に企画している永井荷風の文学散歩の下見の為に訪れた。確か、小学生の頃にふと、耳にして、その「玉ノ井」という地名。これは何故かタブー。何故タブーだったのか?当時は分からないままでいた。小学生にとっては確かに禁断の書であった(笑)。

降りてみたものの「ほう・・・」とばかりキョロキョロであり一応調べてきた地図を辿ろうとしていた。駅前の古い煎餅屋さんに飛び込み速攻取材。昔、この地域は寺島といい、江戸の野菜復活ということで「寺島なす」の栽培で町おこしをしようとしているという。熱く語ったもらった。嘗ては隅田川沿いの肥沃な土地で作られた寺島なす。多分、度重なる川の氾濫で土地も肥沃になったのか?と思う。関東大震災後の再開発で一度は失われたそうであるものの、それを2009年、東向島の小学生が復活させ、現代によみがえったのだ。すごいねぇ。揚げても焼いても炒めても美味しいという寺島なす。たまご型で可愛く人気ものらしい。青山などのレストランでもご指名がかかるなとということで・・・。なんでも復活の陰には苦労はあるものだが、そこがいいのだ!

荷風が訪れたいろは通りを歩いてみたがももちろん、当時の俤はない・・・が、「玉ノ井カフェ」という荷風づくしの店がある。玉ノ井出身の漫画家・滝田ゆうの資料も見られる。ほっと玉ノ井ブレンドで一休み。すっきりして美味しい!

写真右上は滝田ゆうさんが描く永井荷風か。玉ノ井カフェには滝田ゆうの資料も沢山ある。

予定している1.5時間~2時間コースを下見。料亭の多い向島では芸者さんに遭遇。「おお・・・」と思わず。しかし下見とは・・・ほぼ半日テクテクテクテク歩く。そして調査。気が付けば足も痛くなっていた!

 

写真(左) 昭和57年当時の「玉ノ井」駅。昭和~という感じですね。現在は「東向島」駅。

写真(中央) 玉ノ井の情報発信をしている『玉ノ井カフェ』でいただいた「玉ノ井ブレンド」。

すっきりした飲み心地。「荷風ブレンド」は濃厚な味わいがするそうだ。

写真(右) 町おこしの為の寺島なす。ちょっと葉のかげに・・・。只今、プランターで生育中!

コメントをどうぞ

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)