某セミナーの打ち合わせで夕方から椎名町の金剛院へ。
ガラスばりのおしゃれな赤門テラスなゆたでほっと一息コーヒーを。
一つの企画をどうつめていくか?
いろいろな考えがぶつかりながらも緑が美しく心がうばわれていく・・・
某セミナーの打ち合わせで夕方から椎名町の金剛院へ。
ガラスばりのおしゃれな赤門テラスなゆたでほっと一息コーヒーを。
一つの企画をどうつめていくか?
いろいろな考えがぶつかりながらも緑が美しく心がうばわれていく・・・
今年のノーベル文学賞はシンガー・ソングライターのボブ・ディラン!
世界中に衝撃が広がった。
ディランを選出したことで、なんでも米メディアからは、スウェーデン・アカデミーがこれまでの方針を大転換して、「文学」の定義を拡大しようとしているのではないか?とか?
且つ、同アカデミーのサラ・ダニウス事務局長のディランの代表曲「時代は変る」にかけて「時代は変わりつつあるのね、たぶん」というかえしがなかなか!
すべての答えは風の中?
。
朝一から大正大学表現学部のスタジオ入り。
2016年前半語り部の方々の収録へ。
学生たちとの打ち合わせのあと、いよいよスタジオへ語り部の一人そして一人とアテンドをしていく。
カウント・・・・
スタート!
語り部の表情が緊張していくのが分かる。
まずリラックス・・・リラックス・・・・
次第に語り部の方々は「その時代」へと入り込んでいき、想い、そして語り始める。
語り部の緊張もとけるころ・・・なぜかいつも「カット!」
気持ちが多分異世界へ飛んでいくと・・・
そう、20分とは短いのだ。
控室に戻り「いつもは思い出すことなんかなかった。吉田さん、ありがとう」
こんな言葉がいつも嬉しいのだ。
このところ急に肌寒くなっている。
秋だな・・・。
気温が10度台になるとやはり、気分が変化してくる。おかしな話だけど。
毎年、この時期になると「記憶の遺産」」の収録が始まるのだが、この作業ほど毎年毎年の違いを感じるものはない。
そう、人々の記憶とは気付くと遠くへいってしまうからである。
しようもないねぇ。
記憶は遠くなっていくものだろうから・・・とは思いながら、「はて?自分の記憶はどうなのか?」と考える。
これが!結構、鮮明になっていくものがある。
多分、若い時代には一瞬でも消えていたのかも知れない。
若いその時代に必死で立ち向かわないとならないものがあったからか。
それらがまるで発掘されていくように鮮明になってくる。
多分、これってトシとって、当時は分からなかった「事象のウラ」がよめるようになってきたからかも知れないな。
人間って不思議!
そして・・・
いずれはもっともっとトシとると「お忘れなさい・・・」という時期が来るのかも知れないな。
米大統領選は共和党のトランプ候補の女性蔑視発言。
いやあもこの人のアタマの中ってどーなってるのだろうと改めて思う。
トランプ氏に選挙戦撤退を求める声が強まっている。
トランプ氏と党候補指名を争ったオハイオ州のケーシック知事はFBで「トランプ氏は何も変わってない」と不支持を明確にしている。しかしトランプ氏は「絶対に撤退しない」と強気の構え。しかし、確実に選挙戦で最大の窮地である。
言い切ってはいけないが・・・
男性とは、いや、時々、ある種の権力をもった男性は暴言をはくことがある。わざわざ文字にするのも嫌であるが、どれだけの暴言をこれまでにきいたことか!その時は爆発するほどの感情が沸くが、忘却に限る。
トランプさん?これからどうなる?
2016年10月7日午後4時から郷土史研究家の伊藤栄洪先生のインタビュー収録。
大正大学表現学部の4年生3人と。
彼らは現在、卒業制作で忙殺。
そんな中での作業開始。
「記憶の遺産」収録である。
視覚として認識される伊藤先生の体力の衰えを感じつつ、一切の感情は払拭。
一秒でも過去の活動の一片でも思い出すと、余計な感情が噴出してしまう。
只管・・・只管・・・・収録。
これがドキュメンタリーの強さとそして惨さなのかも知れない。
終了後、学生たちと構成の打ち合わせ。
目の前で「(卒業制作にかかる)これからがちょっと大変に・・・」と屈託なく微笑む20代の若さがそこにあった。
夕刻の街へ。
携帯が鳴る。
「やはり母の体力がぐっとおちて・・・取材はご辞退したく・・・」とIさん。
Мさんは今年12月に101歳になる。
関東大震災を経験し、東京大空襲を経験し・・・
そんな記憶をカメラにおさめ、次の世代へと伝えたかった。
「いち子さん。もう・・・6月の時とは全く違っちゃって・・・」とIさんの声が次第に小さくなっていく。
「分かりました。無理はされないでください」
「・・・・・・・・」
「本当に無理だけは・・・」
「分かりました」
時間がない。
時間がない。
時間が本当になくなってきている。
とっぷりと暮れた。
人々は駅の改札口に吸い込まれていく。
昔々、新宿の支局にいたものだから結構新宿の地理はアタマにはいっていたのだが・・・
午後から西新宿の某ホテル会場へ。
久しぶりにきたわけでもないのだがつくづく変わったなぁ~と。
あらためで、どこもかしこも高層ビルだらけたなって。
街ってこうして変貌変貌していくのですな。
同じビルで働いていても一生会わない人間だらけなんだなあって、どーでもよいことを妄想。
ドラマの主人公の台詞ではないが、昨日、郷土史研究家の伊藤栄洪先生の言葉を聞きながら、「豊島区」の区史編纂にあたっては実に“根こそぎ”事実を拾い集めていく、地道で根気のある仕事をしないとなせないと思った。伊藤先生のいわばメッセージというものか、まだ自分の脳みそが元気でいるのなら、志をパワーに変換していく時期がきたという感じである。とにかく、根こそぎ!という姿勢で挑戦するということであろう。
2016年10月3日!
スウェーデンのカロリンスカ研究所はノーベル医学生理学賞を東京工業大栄誉教授の大隅良典さんに授与すると発表!
もう全く専門分野は分からないが、大隅先生は生物が細胞内でたんぱく質を分解して再利用する「オートファジー」と呼ばれる現象を分子レベルで解明したということだ。近年、オートファジーがヒトのがんや老化の抑制にも関係していることがいわれる。アルツハイマー、パーキンソン病などにも大きな期待が持てるという。
言い方が結構雑であるが、体内で出来たごみのようなものをリサイクルしてまた身体に役立つ物質が生み出されるということか?
なんか・・・夢みたいだ。
しかし、若き研究者がますます育っていく国を目指さないことには!
与えられたものを受け身で享受するだけでなく、常に疑問を持つということ。そして、その疑問に真向から向かい推し進めていく、そんな力をつけていかないと本当に国が滅びる。
たまたま入った珈琲店。
「すごい荷物ですね・・・」とその店の主人らしい人が微笑む。
「ええ」と言い腰かける。
妙に落ち着いた店。
挽きたての香りに包まれる。
そこにあったある雑誌をパラリと捲る・・・
「青蛾」の話が書いてあった。
そう、新宿にあった茶房。
当時の三越の裏の路地を少し入って左側にあった。
木造和風の喫茶店が放つ異彩。。
青蛾とは眉墨で描いた青く美しい眉のことを言う。
美人の異称である。
そう、何もかもが「在りし日」の記憶。
胸の奥の奥が何故か深くじんとした。
懐かしい、そんな時空を超えたような感覚。
暫く開けずにいた本に挟まれていた恋文を見つけたような、そんな感覚。