この時期になると昔の新聞社時代の仲間たちと「酉の市」に行くことが恒例となっている。それも新宿支局時代ということで花園神社の酉の市!
いやあ・・・相変わらずの賑わい。
凄い人手である。
もみくちゃになって・・・
なんでも明治時代に始まり、日本武尊の命日である11月の酉の日に行われるように なったのが由来。
商売繁盛の熊手を売るその声は風物詩だな。
そして、実は初めての経験へ。
「見世物小屋」に行く。
そもそも「見世物小屋」とは普段見ることの出来ない、芸、獣、などを見せる小屋のことで昭和30年頃までは寺社のお祭りや縁日などで小規模な露天と共にさかんに興行されていたそうである。
しかし、現在では「見世物小屋」自体の場所が確保できない、時代に合わないとの理由で衰退している。新宿の花園神社名物の「見世物小屋」は今では大変希少なもの。興行主も大寅興行社の1社のみとか。ちょいとグロテスクな内容に、何か、取り残された時代の欠片のようなものを見た気がした。娯楽そのものが多様になっている現在では、それが「グロテスク」にしか見えないのかも知れない。江戸時代であれば びっくりするほどのパフォーマーに人々は興奮したのだと思う。
いずれにしても、年に一回の仲間たちが集合ということで話は大いに盛り上がるのである。