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アキバ | ichikoTV ichikoTV

アキバ

昼から秋葉原の某所でプレゼン。ぶったかーい駅直近の高層のオフィスタワー。受付ロビーのある5階までに、ながーいエスカレーターに乗りながら、「落ちたら大変じゃ」とか、「変わったな」と、浦島太郎的感傷にひたっていた。あるいは、ここは・・・城郭か?って。

しかし、ちょっとこぬまに秋葉原は変わっちまったね!「アキバ」への変化がこうなんだって思う。路地裏にぽんと置かれた段ボールに無造作に入れられた部品の数々。当時、お手製のパソコンをつくる人は熱心にそこを覗いたものだ。「なんだって出来ますよ~」と明るい微笑みを浮かべていたよな。いわば上野のアメ横の雰囲気があったな。食料品と機械部品の違いくらいかな。機械音痴の人間には怪しい~というしかない雰囲気が漂っていたのだ。

美味しい珈琲を求めたって、秋葉原にはそんなになかった。あの老舗の珈琲店の一杯を味わうために足を運ぶのだ。今は、スタバをはじめ、コーヒーのチェーン店がずら~りである。メイド喫茶に行かないにしても(笑)コーヒーはよりどりみどりである。

方向感覚というか、オフィス、レストランそしてシアター、ホールなどがまとまった高層ビルは、自分のいる位置さえ分からなくなるところがある。まず、おじいさん、おばあさんは楽しくないだろうなぁ。ビル内で迷い魚のごとく回遊し、疲れるばかりだ。最後には「ここはどこ?」になってしまいがち。

これからは、街それぞれの持つ「魅力」だと思って付き合わないとならないのかも知れないが、どうも路地裏好きの人間にとっては、未来とはどんどん、好物がなくなっていく。

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