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2017年2月1日 | ichikoTV ichikoTV

2017 年 2 月 1 日 のアーカイブ

きさらぎ

2017 年 2 月 1 日 水曜日

先般、「今年ものこすところ11カ月となりました」と、何とも慌ただしいメールを受け取った。「あらまあ~また、何てこと!」と思ったが「実にそうだね!」と思い、思わず吹き出してしまった。

そうなんだ、今年もまた、わいわいとあっという間に過ぎるのだろう・・・過ぎるというのが実は幸せなことであるけれどね。

いよいよ2月。この月は早い!逃げるように早い (笑)。知人に2月29日生まれの人がいるが、本当に毎年、大変だなぁと思う。

如月ともいう。なんでも寒さで着物を更に重ねて着ることから「着更着」とする説が有力らしい。そりゃ、寒い。乾燥しているから実は火事も多い季節なのだ。

ふと、落ち着いて観察すれば春の訪れも感じられる月である。草木が生え始めるので「生更木」と、草木の芽が張り出すので「草木張り月」が転じたとする説もあるとか。深いねぇ~。

いたって個人瀧な話だが、煮豆を作りたくなる、そんな衝動をおぼえる月である。

アキバ

2017 年 2 月 1 日 水曜日

昼から秋葉原の某所でプレゼン。ぶったかーい駅直近の高層のオフィスタワー。受付ロビーのある5階までに、ながーいエスカレーターに乗りながら、「落ちたら大変じゃ」とか、「変わったな」と、浦島太郎的感傷にひたっていた。あるいは、ここは・・・城郭か?って。

しかし、ちょっとこぬまに秋葉原は変わっちまったね!「アキバ」への変化がこうなんだって思う。路地裏にぽんと置かれた段ボールに無造作に入れられた部品の数々。当時、お手製のパソコンをつくる人は熱心にそこを覗いたものだ。「なんだって出来ますよ~」と明るい微笑みを浮かべていたよな。いわば上野のアメ横の雰囲気があったな。食料品と機械部品の違いくらいかな。機械音痴の人間には怪しい~というしかない雰囲気が漂っていたのだ。

美味しい珈琲を求めたって、秋葉原にはそんなになかった。あの老舗の珈琲店の一杯を味わうために足を運ぶのだ。今は、スタバをはじめ、コーヒーのチェーン店がずら~りである。メイド喫茶に行かないにしても(笑)コーヒーはよりどりみどりである。

方向感覚というか、オフィス、レストランそしてシアター、ホールなどがまとまった高層ビルは、自分のいる位置さえ分からなくなるところがある。まず、おじいさん、おばあさんは楽しくないだろうなぁ。ビル内で迷い魚のごとく回遊し、疲れるばかりだ。最後には「ここはどこ?」になってしまいがち。

これからは、街それぞれの持つ「魅力」だと思って付き合わないとならないのかも知れないが、どうも路地裏好きの人間にとっては、未来とはどんどん、好物がなくなっていく。