5月25日は「としまの記憶」をつなぐ会の第5期の総会だった。
しかし月日が経つのは実に早い。あっという間だった。
これからの次世代へ繋げていくためにも、「頑張る今」を継続していくことが大切である!
郷土史研究家の伊藤榮洪先生の追悼動画の上映と制作秘話も披露した。考えてみれば亡くなる10日前のインタビューであった。追悼とともにお元気だった頃の「大正ろまん」のシンポジウム動画も同時に上映した。動画とは、完成して上映してしまえば数十分のことではあるが、これを仕上げるまでに起こったいろいろなことがアタマの中を駆け巡ってくる。
上映後、榮洪先生の奥様の三美さん、そして最初の教え子だったという雑司ヶ谷中学の近藤さんのご挨拶も。師の何かを教え子たちがひっそりと自分の血と肉にしてそして同化させているのが分かる。
昨年の10月17日。訃報にせっした夜から、時間がとまった。「もう榮洪先生はいないのか?」と思うと不思議な10月だった。
ぺんだこならぬ、肘だこができるほどの読書家であり、その知識量は言葉がでないほどにスゴイ方だった。
今もふっと聞きたいこと、話したいことがある。しかし叶わない。
本当に人の命の短さそして、人が抱える「生老病死」について考えてしまう。
ただ、今は「有難うございました」と言いたい。