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詩を感じた朝

 

 

急に寒くなったある朝のこと。

急に西脇順三郎の詩が読みたくなった。

それはまるで乾いた喉に一杯の水がすっと流れるような久しぶりの感覚。

理由は深く考えない。

本のベージを捲る。

「失われた時」

長編詩だ。

文字たちは心にすっと染み込む。

言葉の美しさに数分、酔いしれる。

 

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