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AIの世界

先般、乗車したタクシーの運転手さんが「タクシー会社には三カ月前に転職したばかりですよ」と話してくれた。そして以前、彼が勤務していた有名なアパレルの会社では余りにも転勤が多く、思い切って家庭の事を考えてタクシー会社に転職したという。タクシー運転手としての勤務時間は長くても、家族の為には環境は改善されたと言った。「辞める時に言われましたよ。店長であれば、いい給料でしょうにとね」そして、日本全国回りましたよと苦笑いしていた。そして「いずれ、AIか何かで私たちの仕事もなくなってしまうんではないですかね?失業か・・・」と苦笑いをした。

 

なんでも北海道大学開発のAIの一茶くんが1秒間に約40句のペースで俳句を詠み、俳人グループと競ってそれなりの勝負をしているといるそうだ。

「悲しみの片手ひらいて渡り鳥」・・・なかなか良い句だ。一茶君!やるねぇ~!

最近、このAIの進展と活用がどんな社会を作っていくのかを考えると妙な不安にかられる。予想もしない世界というか・・・。こんな心配を言うと「バッカだなあ。それを扱うのは人間だよ!よく考えろよ!」と必ずこのノリで返される。しかし私は、ここまでくると具体的なイメージが出来上がるのだ。

日々の電車の中で、街中で・・・スマホばかりに喰いついている人々。老若男女が本ではなく、新聞ではなく、スマホに喰いついている。食事しながらも見入っている光景がある。それは「いいかげんにしろ」と叫びたくなるほどだ。ゲームなどに夢中でいる彼らは完全にスマホの虜である。依存して洗脳されている。しかし、そんな一秒一秒が個人をデータ化しているのだ・・・と思う。

全世界で800万部突破の『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』著者、ユヴァル・ノア・ハラリさんは「AIが人間の能力を上回る分野が増えるに連れ、何十億人の人々が失業者になるおそれがある」と言う。且つ、遺伝子工学、そしてAIといてうものが地球規模で人々を「エリート」と残り大半を「無用者階級」に区分する時代がくるのだ。そう、無用!いてもいなくてもいいよという区分だ。

そうなれば、本当に人間のメンタルの「危機」が到来するだろう。人生100年時代~なんてうかれている場合でないのだ。

人はますます学び続けなくてはならない。与えられたものに充足しているばかりでは駄目であるということに気付いてほしい。常に何故と「疑問」を持つことだ。そうでなければ今後、未来の人々は病み続けると思う。

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