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9月, 2019 | ichikoTV - Part 2 ichikoTV

2019 年 9 月 のアーカイブ

なんかね・・・思い出してね・・・カツ代さん

2019 年 9 月 4 日 水曜日

料理研究家の小林カツ代さんが「この指とまれ」と社会で活動している女性たちに声をかけて始めた「神楽坂女声合唱団」。今年で結成20年を迎える。ということで記念史の編集をしており、まさに作業は現在進行形である。

ふぅーっとカツ代さんと初めてお会いした日のことを思い出す。あの時代。あくまでもあの時代の風が吹き荒れていた。その時代にあって当時、バリバリ活躍されていた女性評論家の自宅へ呼ばれ、お鍋を囲んだ夜だった。何のお鍋かも忘れたが・・・何がそんなにおかしかったのか?鍋をつつきながら笑い転げた思い出がある。私の左隣りに座ったカツ代さんはもう破裂しそうな笑顔で、「いやねぇ」と言って笑い転げた。一体何だったのか?今、タイムマシンがあったならその時の様子を見にヒヨッと戻りたいくらいである。

 

ああ!本当に長い時間が経った。

いろいろな事がありすぎる程だ。

 

今は女性が社会で仕事をこなすことなど当たり前であるが・・・当時、一旦家庭に入った女性が再び社会へ飛びだす!そんなことは体中の細胞がぶっ飛ぶくらいにすごいことだった。家庭をもたず、社会で仕事をし続けていた女性は実に冷ややかな視線だった。ましてや男性たちは「えっ?なにごと?」と、動揺を必死に隠しながら「おお!女性の時代だ!」と実に大仰な歓迎のボーズをした時代だ。

何とかハラスメントなんてコトバはなかった時代。社会へ飛び出した女性たちは、多分、わけのわからない苦しみも悲しみも怒りにも似た感情があった時代。

 

そんな時代の中、カツ代さんは「わたしね、料理が好きなの~」と言いながら、何の肩書もこだわらず真剣に何かを見つけようとしていた。今ではあったり前のようにある「料理研究家」などという肩書は実に革新であったのだ。

 

カツ代さんが病に倒れる前に一冊の書籍を作った。書店に並ぶ前に「これからラジオでしゃべっちゃうからね~」と電話をかけてきて、慌てたおぼえがある。「まだ、ダメだったらぁ」と言うと「しゃべるから!」と言って電話を切ったカツ代さん。並木道で「あだだだた・・・・」と思い。ぼーっと佇んでいた私。

初夏の風が吹いていた。

 

 

 

YOKOHAМA

2019 年 9 月 3 日 火曜日

朝一番で横浜へ。

蒸し暑さはどこも同じ。

ざっー!と雨が降りそうだ。

 

何年前だったのか?

イベントで横浜には日参していた時があったな。

ガイドブック取材の時はやはり毎日通った。

そうそう、ロケでよく使われる埠頭のBARで呑んだ夜の事も。

夜更けの海に心も奪われた。

 

そうそう、今はカジノ問題でゆれているな。

時代が街をつくる。

いろいろ思い出も多い、いや多すぎる。

そんな横浜。

忙中閑あり

2019 年 9 月 2 日 月曜日

「忙しい!忙しい!」という人がなんと多いことか。

本当に口開けば「忙しい」という人々。何かとならないの?と思っている。

彼らは決して「暇だから」などとは言わない人々。自分が誰よりも忙しいと思っている。

しかしあまり口に出しすぎているとみっともないよ・・・と思う。

私も時々「ああ!忙殺」と言ってしまうが本当に心までなくしてしまっている状態ということだ。これって最悪です。

会話にはもっと余裕をもった方がいい。「手伝うよ」と言っても決して恥ずかしいことではない。

寧ろ忙しい人ほど仕事は速いのだ。

昔からいう「忙中閑あり」。

実にいい響きだ。