アフガニスタンで長年支援活動に携わってきた日本人医師の中村哲さんが12月4日に銃撃され死亡した。ニュースを聞いた時には絶句した。
不毛地帯を緑の地帯に生まれかえた中村哲さん。残虐行為や流血の惨事が日常となっているアフガニスタンにとって、正論は全く通らず、利権というもので中村さんは犠牲になったのか?そして、名誉市民ということがもしやテロリストたちの標的になってしまったのか?そう考えるといたたまれない。
経済協力開発機構(OECD)が12月3日に世界79カ国・地域の15歳約60万人の生徒を対象に2018年に行った学習到達度調査(PISA)の結果を公表した。「数学的応用力」は6位(前回5位)、「科学的応用力」は5位(同2位)とまあ、世界でのトップレベルは維持したものの「読解力」が15位。いいじゃないの?という人も多いかも知れないが前回15年調査の8位から後退。この「読解力」についてはかなり心配である。ますます下降していくのではないか?と思っている。
一概には言えないが、いろいろな若い方(勿論、若くない方もいるが)とメールしていても「?」と思う事が時々ある。「全く異なったことを理解」をする方が多い。結構、慌てる!「あれれ?」と思いながらも、多分、自分の書き方が悪いのだと私は反省するのだが・・・誤解を生じて面倒なことが起こるのも大変である。ちょっと長いメールをよみこなせない人が時々出現!平気で「はい」「ひらきません」「わかりません」とまあ会話が飛んでくる。文章ではない事が多々ある。
ちょっと外れるかもしれないが・・・
なんでもかんでも「マジ」「ヤバい」「メチャクチャ」という3語を使わないように暮らしてみたらどうか?提案である。必死に語句を探すが、多分出てこないだろう。日本語を忘却途中だろう。本をもっと読んでみたらよい。読書しかないのでは?そして、最近は新聞も読まない人も多い。「ニュースはネットで十分」とのたまう。
まあ読書しかないと思う。少し辛抱して何が書いてあるのか少し訓練してみては?
確かに読解力がなくても生きて行けるのかも知れないが、現状は、あまりにも酷い状態・・・・
師走。
毎年、この時期になると思う。
なんて早く過ぎてしまったのかと。
12月14日の神楽坂女声合唱団のチャリティーディナーショー。
そして、平成史の取材の追い込み。
その他諸々。
そして22日は冬至。
そうこうしているうちに除夜の鐘か・・・(笑)
先般、某所でマーケテイング講座を受けた。
神戸の老舗のパン屋さんの「イスズベーカリー」と「ケルン」の三代目が講師だった。二人とも若くて斬り込み方と意欲がビシビシ伝わってきて何とも心地よい講座であった。
シュトレンを試食した。街にクリスマスツリーが現れるとパン屋さんで、ケーキ店でなどでシュトレンが登場する。日本でも浸透したなと思う。
シュトレンとはドイツ発祥のクリスマス菓子。表面に粉砂糖などをまぶした、ゴツゴツした見た目が特徴的。中身は、小麦粉生地を発酵させたパン菓子で、ドライフルーツやナッツなどが練り込まれている。もともとはキリストの誕生を待つ4週間の待降節(アドベント)の期間に少しずつ切って食べるもの。そしてその間に味が徐々に変わっていくのが楽しめる・・・というものだ。
「食」の中で息づいている文化を感じる日々だ。
ある意味、自分をなくしていたような時間が過ぎていた。
結構長い時間。
大好きな本もなかなか読み進められず、ゆっくり眠ることもできず、お茶を飲んだり音楽を聴いたりということもなく、ただただ時間が暗雲に吸い込まれるようだった。
さて、心を亡くすと書いて「忙」。
そういうことらしい。しかし、かっこ悪いよね?スッキリしていない。だいたいそういうのは嫌いだ。
亡の下に心と書く「忘」は自分の意思で心を亡くしてしまうことらしい。なんかその方がいいな。ぼーっとしてなくすものはなくしてしまおう!ただ、‘心の中にあったものがなくなる・・・というのは辛いな。
何れにしても「忙しい」「忙しい」といちも言っているのに「こんなに忙しい」とフェイスブックをアップしている人は特に大嫌いに分類される。本当に嫌いだ。自分で「忙しい」と言っていること自体が、やぼったいよ。
終わった!
睡眠とって、美味しいお酒でも飲んで、旅でもしよう。
多分「忙」も「忘」も亡くなる筈である。