人生100年時代といってもそんなに人間って生きられるもんじゃないなと思う。
1995年6月にソニー代表取締役社長に就任した出井伸之さんが亡くなったというニュースが飛び込んできた。享年84。
いわゆるヒラ取締役から14人抜きでの社長抜擢・就任となった経緯があり、その時のニュースではかなり驚いた記憶がある。創業50周年を翌年に控え、ソニー始まって以来の新卒サラリーマン社長だった。
ソニーの原動力であるチームスピリットがまだ輝いていた時代。「It’s a Sony」を棄て、「Re Generation」(第二創業)「Digital Dream Kids」というスローガンを打ち出したということも凄い。
しかし40代で二回の左遷があった体験も読んだことがある。ふつう腐るよなと思いつつ。社長となってからは超激務の日々の中で、社員ひとりひとりのメールにも目を通して、いろいろ考えたという。「忙しくて」と言ってばかりいう人間を私は信じない。能力の無さを示しているようなものだから・・・・とはいうもののトイレに行くのがやっと・・・という時代もあったけどな。
再び思う。人ってやはり「命」というものがあるんだなと。