山の朝は早い。
東京では30度越えの猛暑という時に、7月31日の早朝の大菩薩峠は15度ほど。
午前4時を少し回ったころから空の風景が刻々と変わってくる。その情景の素晴らしさは体験以外にはない。とくに山頂は寒く羽織るものがほしい。標高差って本当にな凄いなとつくづく思い空の虜となっている。
前夜の大雨がやんで、霧がこくたちこめていた空に、漸く朝日が見えはじめ、紅く染まる。そしてどこからか天から舞い降りてきたような雲が取り囲む。
富士山も姿を現した。「ああ!」と思わず声か出てしまうほどに美しい山。やはり日本一美しい山なんだなと思う。
北岳は雲に隠れているが・・・甲斐駒が姿を現した!
1秒1秒のドラマが目の前で展開されていく!