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安政南海地震の話

地殻変動など、小さな動きを研究している地震科学探査機構からのメルマガ「一口知識」。安政南海地震の話です。参考になりそうなのでご紹介します。

安政南海地震は、 1854年12月24日午後4時から5時頃におきました。 M8.5、震度は6とも7とも言われます。震源は南海トラフで海溝型地震です。最大震度は紀伊新宮と土佐中村です。津波の高さは16mでした。「稲村の火」で紹介しました広村にも津波が押し寄せましたが犠牲者を30人に抑えることが 出来たと言われます。 死者は全体で数千人です。2日後に豊予海峡地震(M7.4)が起き、翌年の1955年には安政江戸地震(M6.9~7.4)が起きました。
 実はこの安政南海地震の1日前の1854年12月23日に安政東海地震(M8.4)の大地震が起きていました。震源は南海トラフです。津波は最大で22.7mでした。駿河湾のみでなく甲府盆地まで大きく被害が広がったと言われます。
 安政東海地震と安政南海地震は完全な連動と言えます。安政東海地震、安政南海地震、安政江戸地震の3つを 「安政の三大地震」と言います。安政時代は地震が多く、一連の地震を総称して「安政の大地震」とも言われています。

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