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命を選ぶということ

つんく♂さんが 声を失ったというニュース。

本当にショックを受けた。

そして、命を選んだ・・・という言葉の重み。

ずしりと心に響く。

 

声帯がん治療のため療養していた音楽プロデューサー・つんく♂さんが母校の近畿大学入学式にサプライズ登場した。そして新入生への祝辞の中で昨年、声帯の摘出手術を受けた結果、声を失ったことを告白した。大歓声に応えながらステージ中央に登場した彼の首にはストールが巻かれている。そしてメッセージは大型スクリーンに映しだされる。

 「私も声を失って歩き始めたばかりの1回生。皆さんと一緒です。こんな私だから出来る事。こんな私にしか出来ない事。そんな事を考えながら生きていこうと思います。皆さんもあなただから出来る事。あなたにしか出来ない事。それを追求すれば、学歴でもない、成績でもない、あなたの代わりは無理なんだという人生が待っていると思います。」

  

今年のはじめ、学生時代からの親友が関西から久しぶりに訪れた。突然の難病で彼女は聴力を失っていた。それをメールで知った時、言葉にならない不安で一杯になった。それでも東京に来るまではメールで普通にやりとりをする。それはごく普通のことであったが・・・。しかし、実際に彼女と会ってからは筆談。そんな中で笑ったり喧嘩したりの学生時代を思いだす。まさか筆談?と思いながら時間を過ごす。傲慢にも筆談に「慣れない」時間に、私はかなりの疲労を感じていた。それでも二人とも必死!必死!必死・・・。

 春の鳥たちの囀り、音楽会の歓喜、笑い声、応援の言葉・・・人の生活の中には何といろいろな“当たり前”と思える力がある。それらを失った時、どうしようもない心の中に何かを「見る」そして「感じる」のである。

 

 類まれな才能の持ち主であるつんく♂さん。

これからもその才能を発信していってほしい。

 

 

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