某私鉄沿線で。
次の打ち合わせまでに少しだけ時間があった。
2分の1時間。
小さな駅の駅前にある喫茶店。
大好きなコーヒーを注文する。
奥の席に腰かける。
電車がホームに入ってくるのが見える。
ネットで小林カツ代のキッチンスタジオ便りを確認。
ここには時々、散文を載せていだたいている。
ふっと・・・過去へと遡っていくボタンをおす。
そこにはかっちゃんのメッセージがそのままあった。
日付は2005年6月24日。
ちょこっと宣伝・・・とある。
「マヨネーズってわっはっは」数週間で増刷
そうそう!
あの書籍のタイトルは・・・
あの日、浅草駅の階段をハアハア言ってのぼりながら
「私!思いついたのよ」とかっちゃん。
「ねえ?どう?」と付け加えた。
それに書店に並ぶ前だったな。
「しゃべっちゃうわよ」とラジオでしゃべっちゃってねぇ~
今思えば、あはは。
当時、使っていた小さな携帯電話は今、抽斗の奥にしまってある。
「増刷決定」と知らせたかっちゃんへのメールが残っている筈なのに。
今は、昔々、使っていた古いカタチの携帯電話でしかない。
悲しいとか、辛いとか、懐かしいとか
違うな・・・。
どんな感情なのか?
自分でもわからない。
胸の奥の奥のほうで
ただプチップチッと
ただプチップチッと