6月11日に新聞社時代の同僚の訃報にせっした。連絡してきた人のショートメールの文字を何度か読み、力がストンと抜けて行くのを感じた。不思議なほど、するるるるる・・・・と力が抜けて行った。
彼は、私と同い年である。時々酒を飲めば好きな歌も、学生時代の事も、いろんな時代背景が共感でき話した。
そんな中で20代、30代・・・とずっと過ごしてきたのだ。
昨夏は昔お世話になった上司の墓参りに鎌倉にも行き、皆で鎌倉を散歩して、ひとしきり思い出を話した。
日本がバブル景気に浮かれる前も、浮かれた時も、そして崩壊した時も・・・彼は淡々と仕事をこなしていたのだろう。私が独立した後も、会えば淡々としていた男であり、仲間だった。
聞けば5月末に検査入院をしたらしい。
多分、体調が悪くてもぎりぎりまで押し黙っていたのだろう。
そんな時間、癌が命を奪っていった。
15日が通夜である。
きっと・・・雨が降るのだろうなぁ。
まだ6月だ。
誕生日前に天国へ旅立った友よ。
今は、冥福を祈ります。