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美味しい「水無月」にはわけがある! 

気付けばなんと!6月です。

「嘘・・・」と思わず呟いていました。

2018年になったばかりだと思っていたのに・・・

既に半年が経ってしまいました。

 

東京はこのところ意外と気持ちの良い青空が広がっていますが、京都の夏は兎に角、暑いそうです!

6月になるととくに老舗和菓子店で盛況だというのが「水無月」というお菓子。もちもちとしたウイロウと小豆が何とも美味です。

なんでも「6月30日に水無月を食べないと夏は迎えられない!」というほどの熱い思い入れが京都にはあるようですよ。

旧暦の6月1日に氷を口にすると夏を元気に過ごせると言われ、室町時代の宮中では氷の節句の行事として、氷室から氷を取り寄せて暑気払いをしていたといいます。京都の洛北には氷室町という地名があり、現在でもその氷室の跡が残っているとか。旧歴の6月30日は新暦でいうと、7月末~8月初旬。確かに暑いですね!

現代では冷蔵庫の製氷機でバンバン氷は作れるし、コンビニでもとても透明な氷がすぐ手に入ります。しかし当時、氷は庶民には手に入れることができないほど貴重なものであったわけです。つまり氷に似せて作ったお菓子を食べ、夏の暑さを乗り切ろうとしたといわれます。

三角形にカットされているのは、氷のカケラを表現していて、上に乗っている小豆には悪魔払いの意味合いが!

では、何故、6月30日?

一念の前半最終日にあたる6月30日には、半年間の悪い行いや身の汚れを払い、明日からの新たな半年間を無事に過ごせるようにと祈願する行事が行われ、この行事を「夏越祓」または「水無月の祓い」といいます。暑気払いの意味がある「水無月」を食べて、無病息災を祈願したということです。

しかし、古人の生活の知恵って本当に素晴らしいですね。

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