2019年2月2日(土)から始まった「二月大歌舞伎」。初世尾上辰之助三十三回忌追善である。
なにがなんでも行くぞ!と。
みぞれまじり。本当に冷え込んでいる夜、久しぶりに歌舞伎座へ。
昭和62(1987)年3月28日、40歳の若さで亡くなった辰之助。病気療養から復帰したのを喜んだのも束の間、あっと言う間の突然の訃報に驚いたあの日から何と32年の月日が流れたのである。
特に今回、夜の部を選んだのは『名月八幡祭』。辰之助世代が揃う。息子の松緑さんの演じる縮屋新助はなかなか。
しかし、追善というのは本当にその人々が揃っている、そんな感がする舞台であることに気付く。
そして仁左衛門さんと玉三郎さん。変な言い方ではあるが半世紀たっても変わらぬあの頃のままである。
また「當年祝春駒」は特に華やいだ舞台は新春に相応しく・・・感動。