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森に佇む美術館へ | ichikoTV ichikoTV

森に佇む美術館へ

取材のため秩父へ。棟方志功のミュージアムは雨にけぶる森の中にひっそりと佇む。梅雨で雨がしとしと降っているが、森の中の散策もなかなかいいものだ。

ここは1992年に開館した。開館当時は来訪者で賑わったそうであるが、この日など二組以外・・・殆ど来訪なしである。なんでも横瀬町の村長のコレクションだったそうである。「大きな蔵があってねぇ」と街の人は言う。

この日は、梅雨寒。コートを持ってくれば良かったと後悔しながら・・・また時として降りしきる雨。樹々の囁きが聞こえるようである。

棟方志功の作品数しては日本有数を誇る。出世作の『大和し美し』、代表作『阿呍譜二菩薩釈迦十大弟子』(あうんふにぼさつしゃかじゅうだいでし)などの板画(版画でなく棟方は板画とよんだ)の数々。その勢いが何とも熱いのだ。

また、ミュージアムには熊谷守一、林武、鈴木信太郎等の作品も展示してある。とくに林武の作品は昔から大好きであるので初期の作品の前でちょっとドキドキする。

「やまとあーとみゅーじあむ」

http://www.chichibu.ne.jp/~yamato-a-t/

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