サイトトップ

中曽根康弘さん | ichikoTV ichikoTV

中曽根康弘さん

時々、人が亡くなると思う。

人ってやはり死ぬんだな・・・と。

2019年11月29日、日本電信電話公社や国鉄などの民営化を行った元首相の中曽根康弘さんが老衰で亡くなった。享年101。そうか・・・101かと。

1983年の訪米では、ホワイトハウスで日本の首相として初めて英語でスピーチしてみせた。自民党派閥全盛時代。弱小集団出身で変わり身の早さから「風見鶏」と呼ばれながらも長期政権を維持。まあ、あの時代の凄さ・・・ロッキード事件、リクルート事件、東京佐川急便。世間を騒がせた事件で名前が取りざたされたこともある。しかし、国鉄、日本専売公社、日本電信電話公社の民営化など数々の政治的遺産は私は評価する。

多趣味と多彩な人脈。週に1回は座禅を組んだといわれる。俳句も熱心だった。自信作は「暮れてなほ 命の限り 蝉しぐれ」。

昔、勤務していた新聞社の社長のお父上の葬儀が護国寺で執り行われた時、弔問にいらした。いつもテレビで見ているだけだったが、何故か「あっ」と声を出してしまった時、はて?何秒くらいだったか・・・・中曽根さんが立ち止まった。数秒であったものの感動的だった記憶がある。勿論、かわす言葉もなく、私は会釈しただけだったが・・・長身で独特のオーラがある目立つ人物であった。

どうぞ安らかに・・・

コメントをどうぞ

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)