今や、パンデミックという言葉は一般的になったが、何でも同時にインフォデミック(インフォメーション+エピデミック)と言う言葉があるようだ。
とくに、今は、ワクチンに関してのデマや陰謀論などの拡散が実に多い。例えば「ワクチンは絶対に接種しないでください。何故ならば・・・」とその理由がとうとうと述べられる。
自治体に対しても「年少者へのワクチン接種をやめろ」と抗議や脅迫の電話がかかり、それは常軌を逸しているという。
mRNAワクチンが歴史的に初めて実用化されたものであるから何とも根拠のない言説が不安を煽る。「mRNAワクチンはヒトのDNAには影響がある」といろいろな情報がてんこ盛りだ。そして「ワクチンを接種するとDNAが変化して数年後には死んでしまう」という所謂デマは拡散する。「死んでしまいますよ」としっかり言われる。
最近、悶々としたストレスは何なのか?と思ったらどうも一部のネット社会のネガティブ側面のなせる世界のようである。目には見えないウイルス。恐怖そのものであり、そんな中である者たちがこぞって発信する意図的な陰謀論など、そんな情報に対して個人・社会がどう対峙していくのだろうか?