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社会問題 | ichikoTV - Part 26 ichikoTV

‘社会問題’ カテゴリーのアーカイブ

ゴーンショック

2018 年 11 月 19 日 月曜日

人が権力を持つとやはり人は変わるのか?

日産自動車のカルロス・ゴーン会長が11月19日に金融商品取引法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕された。辣腕経営者もいまや容疑者である。虚偽の報酬額を有価証券取引書に記載していたこと、これが逮捕の理由だ。しかし何故、虚偽記載したのか?全く分からない。何の実利もない。

報酬額にしても見たことのない金額である。多寡でなく、やはり公私混同なのだろう。

しかし、ニュースで社長兼CEOの西川廣人さんが話す内容が何故か評論家のように聞こえてならない。どうも筋書きがかかれたいたとしか思えないのだが・・・

金、権力、人間の欲望についてふっと考えてしまう。ゴーンショックとでもいおうか・・・

 

街が荒れる!ハロウィンはもういい!

2018 年 10 月 31 日 水曜日

今から数年前はハロウィンなど日本には浸透していなかった。

随分前だが・・・知ったとき、果たして日本にはどうなっていくのかと思っていた。まだ期待があった。

 

しかし、今年の「渋谷ハロウィン」は、例年にも増して荒れに荒れている。本来であれば本日、10月31日の催すものが、前週末の27日夜から翌日の未明にかけて渋谷駅前交差点では大騒ぎである。単なる仮装に酔いしれて騒ぎ出し、テレビのニュースでトラック横転の様子を見た時は言葉を失った。ネットで「痴漢行為をはたらくのにはもってこいの日」にどというメッセージを流している輩もいるという。逮捕者も出る始末で、もう、酷く幼稚な暴徒としか言えない。ただただ呆れる。

商品を壊したりされ、商売もできないと嘆く店舗もある。なんとかポリスの出場でも間に合うわけないのだ。それでは「良心にまかせて」とばかりもいられないだろう。たまたま「渋谷」なのである。

 

安全であっても安心できない?それって何?

2018 年 10 月 27 日 土曜日

随分前の話だが、「告発の時代だ!」と声高に騒がれた時代があった。一時、社内には怪文書がでまわり。またマスコミが嗅ぎまわる。「知っていることならなんでも話してください」と。、そんな不気味な時代があった。人の命には限界がある。為政者も忘れ去られる。一旦、過ぎてしまえば、それは何事もなかったようになるものだ。

しかし、油圧機器メーカーKYBと子会社による免震・制振装置の検査データ改ざん問題は実に根深い。検査にかかわった人間が話していたことをたまたま、ある社員が聞いて、それを上司に相談したところから始まった。偶然が必然化、ということではなく、ここで黙ってしまう、隠してしまう事が多い昨今、本当に苦しんだ人々がいたと思う。

免震装置の性能を偽っていた東洋ゴム工業に続き、国内の免震装置への信頼を大きく損なった。KYBは「建物の安全に大きな支障はない」という。しかし、「安全ですが安心はできない」といわれていることと同じである。それに全く信じられないが、検査データが残っていない製品もあるという。人は忘れる動物とはいうが、天災は忘れた頃にやってくる。払拭しなければ・・・と思っている間に人とはとにかく何もかも忘れていく動物なのだ。今がよければそれでいいじゃあないかと考えてしまう。

腐敗したものが露呈する時代に入った、悪事はばれる時代に入ったのだとおもう。今までの価値観や生き方、生き残り方では人生100年はきついだけであう。

 

素晴らしき!ノーベル医学生理学賞

2018 年 10 月 2 日 火曜日

スウェーデンのカロリンスカ医科大は2018年10月1日に、ノーベル医学生理学賞を京都大学・本庶佑特別教授(76)と米テキサス大MDアンダーソンがんセンターのジェームズ・アリソン教授(70)に贈ると発表した。

街では号外が配られ、人々は口々に「おめでとう!」と歓喜した。

本庶さんのグループが見つけたブレーキは「PD―1」という分子。新しいタイプの治療薬の開発につながる!その成果は、「オプジーボ」などの免疫チェックポイント阻害剤と呼ばれる薬に結びついた。既に臨床事例も多く「先生は神様なんです」とステージ4だった癌の患者さんが回復していく二ユースを見て「癌革命到来」と感じた。

かいつまんでみると「体内では通常、免疫が働いて癌細胞を異物とみなして排除するが、免疫細胞には自身の働きを抑えるブレーキ役の分子があるため、癌細胞はこれを使って攻撃を避けて癌が進行する。ブレーキ役の分子の役割を発見し、この働きを抑えて癌への攻撃を続けさせる新しい治療を提案」したのである。

これまでの癌治療といえば、外科での手術、放射線、抗癌剤が中心だった。髪が抜け、吐き気との闘いがあった。自分も家族、友人たちの悲しい闘いをどれだけ見てきたことか。そんな時、「人間には免疫というものがあるのら!何とかならないのか?」と漠然と思い続けていた。だからこそ、未来が拓かれたと思う。「免疫という力で癌を治す」という第4の道だ。見事!拓かれた!

おめでとうございます!

 

 

首都直下地震への備え

2018 年 9 月 26 日 水曜日

本日は、午後から東京大学地震研究所教授・地震予知研究センター長である平田直さんのセミナーに参加する。演題は「首都直下地震に備える」。地震は予知出来ない。先ずは基本の「き」からの説明を受ける。しかし、地震と震災との違いが分かっていない人が殆ど。地震は防ぐことはできないが防災につとめるしかないな。

いずれにしても、地震は起こる。

「いつ」「どこで」「何をしているか」

これは誰も分からない。しかし、首都での被害は想像を絶するものがあるな。

 

地震予知研究センター

http://wwweprc.eri.u-tokyo.ac.jp/staff/hirata/index.1.html

『方丈記』から考える 天災に備える気持ち

2018 年 9 月 12 日 水曜日

人間とは忘れる動物である・・・

だから生きて行けるのかも知れない。

何もかもを記憶していたら発狂してしまうかも知れない。

 

さて、鴨長明『方丈記』。青春時代はここに書かれている「無常観」というものに知りもしないというのに憧れていた。10代特有の感受性というか、厭世観とか無常観とか。何か儚いものに只管、憧れる気持ち。既に遠く・・・最近はガッツがッツと逞しくなってしまった!

 

さて、『方丈記』に戻るが、現代にも通じるものがある。

例えば元暦2年(1185年)7月に都を襲った大地震について書き記されている。

「塵灰たちのぼりて、盛りなる煙のごとし。地の動き、家の破るる音、雷に異ならず。家の内にをれば忽にひしげなんとす。走り出づれば、地割れ裂く。羽なければ、空をも飛ぶべからず。竜ならばや雲にも乗らむ」

 

つまり塵や灰が立ち上って、盛んなる煙のようである。地の動き、家の壊れる音はまるで雷の音と変わらない。家の中にいればすぐにつぶされそうになる。走り出れば、地面が割れ裂ける。羽が無いので空を飛ぶこともできない。竜であれば雲にも乗れよう。しかし人間はどうにもならない・・・である。

しかし!

「すなはちは人みなあぢきなき事を述べて、いささか心の濁りもうすらぐと見えしかど、月日かさなり、年経にし後は、ことばにかけて言ひ出づる人だになし」

地震があった直後は「ああ人の世ははかないもの」などと、神妙なことを言っていたのに、少し月日が重なり時間がたつと地震のことなどけろっと忘れてしまい、言葉に出す者もいなくなるのだ。記憶も風化していくのだろう。つまり、今も昔も人間はそう変わらない。デジタルが浸透していてもエネルギーが供給されなければ、それは「過去」の人々と同じ環境に近づく。しかし、忘れてはいけないのだ、天災はいつでも起こるという事を。あふまの片隅にでいい。そして、災害に遭った地域、そして人々のことを忘れてはならない。特に政府は肝に銘じてほしいと思っている。

いつも「防災グッズ背負っています」と若い女性がテレビに出でいた。水を2リットルプラスα。重いだろうに。だからか?「でも一週間が限度!」と明るく笑った。

そう!一番大切なものは「命」である。健康な肉体とへこたれない精神力。これを持ちたい。

 

 

北海道を地震が襲う

2018 年 9 月 6 日 木曜日

2018年9月6日午前3時08分。北海道を過去最大の地震が襲った。北海道胆振地方を震源とするマグニチュード6.7の地震で、厚真町では最大震度7を観測した。真夜中の地震はどうにもならない・・・。

山肌が抉られてしまっている。もともとここには道路が・・・と言ってもそれは見えない。

最も影響を受けたのは電力である。道内の火力発電所すべてが緊急停止している。「何もできない」とバッテリー切れのスマホをもって駅前で困り果てている人々の姿が映し出される。電気はあって当たり前のものが無いという状態。商品の不足。ガソリンを求めてクルマの長い列。

 

 

台風の発生がハイペースすぎる 

2018 年 8 月 16 日 木曜日

8月16日にマリアナ諸島近海で台風19号「ソーリック」が発生。台風は通常1月~8月では平年13個くらいときく。しかし19個とはかなりのハイペースである。

台風は、温度約26度以上の海水から供給される水蒸気をエネルギー源として発達する。日本付近の海面水温を見ると関東付近から南で26度以上となっていて、日本海でも北陸付近から南で台風が発達してもおかしくない温度になっている。四国や九州付近は何と30度くらいもある。のだ。

最近、慣れっこになっているが、気象では「初めて」の事が多すぎる。

 

 

戦後73年の「終戦記念日」

2018 年 8 月 15 日 水曜日

戦後73年目の8月15日。

平成最後となる「終戦の日」に天皇陛下は皇后さまとともに日本武道館で開かれた全国戦没者追悼式に出席された。在位中最後の終戦の日のお言葉を述べられた。

私もこれまでに何名かの人々の「終戦記念日」のインタビューを行ってきた。今から5年前か・・・「吉田さん、戦争を語れる人はもう僕たちの時代で終わりだよ」とある語り部の男性がおっしゃった。「これからは語られたことを語っていく時代だね」とその方は付け加えられた。今思い起こしても実に深い言葉である。

時代は刻刻と変化しいてく。

戦争体験者の減少、そして、高齢化で記憶の継承はますます難しい課題である。

今は「玉音放送」を読めない若者も多い。

一体、日本で何があったのか?それさえ伝えられないという事実もある。

追悼の祈り

不戦の誓い

次世代へ繋ぐ、繋いでいくいわば強い使命のようなものを感じる。

終戦記念日・・・それは日本の歴史である。

最期の言葉は「先生もお元気で」と・・・

2018 年 7 月 12 日 木曜日

嘗てその少年は地元で「神童」と呼ばれたそうだ。すくすくと成長し人生も順調に進んだ。ちょっと「時間」が空いたその時に「ヨガ教室」の案内に出会って気軽に参加した・・・だけだったのだ。

しかし・・・「人生の歯車って何なのだろう?」とこうした理不尽さを思うのだ。

日本を震撼させた一連のオウム真理教事件から約30年が経ち、教団幹部7人の死刑が執行され、そのうちの1人である中川智正元死刑囚と交流を続けてきた台湾出身の毒物学権威、米コロラド州立大学のアンソニー・トゥ名誉教授との記事を読み、改めて一体、あの事件は何だったのだろう?と思った。

このトゥ教授と中川元死刑囚が2018年5月、日本の学術誌『Forensic Toxicology』に連名で論文を寄稿した。2017年2月にマレーシアで起きた金正男殺害事件に対する見解をまとめたもの。執筆の切欠は事件発生直後、マレーシア当局が死因を確定する前に中川元死刑囚が「症状から考えてVXガスに間違いない」と断定していたらしい。

教授と何回もの交流があった。死刑を怖がっている様子はなかったと。齢88になる老教授へ『先生もお元気で。これが最後の面会かもしれません。』というのが彼の最期の言葉だったという。

学問の分野にはいろいろある。しかし、そのスペシャリストになるのはなかなか難しいことだ。才能という一言ではすまない。弛まぬ努力、独特の勘のようなものもある?と私は思っている。つきなみな言い回しは出で来るが、こうした交流を鑑みると次の言葉が見つからない。