昨年から「空き家対策セミナー」を不動鑑定士と一緒に企画展開しているのであるが、関心ある層というのがパシッと分類される。そのため、毎回のテーマ設定というのがなかなか難しいのである。
さて、コトバとしては嫌いであるが、「終活」ということで落語家のこころ亭久茶(こころてい きゅうちゃ)さんの「落語で学ぶ 相続・遺言・後見」というイベントに参加した。
久茶さんは本名が木﨑海洋さんという行政書士、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)認定住宅ローンアドバイザー、賃貸不動産経営管理士、定期借地借家権プランナーで、どこの家庭でも起こり得る相続問題の難しい話を落語形式で笑いながら勉強させてくれる。分かりやすいと評判を呼び全国100カ所近くで公演実施している。
内容は実際にあった話が多いので、これがまた面白い。
兄弟は他人の始まりとは昔からいわれるが、「仲の良い兄弟でも骨肉の争い」などは四人兄弟が親の財産でもめて、墓まで四等分したという何ともすごい話であり、オチは法事の日にちを変えてそれぞれ四回執り行われるからお寺さんはお布施も四倍・・・とまあ、こんな不思議な世の中の事情をきけるわけである。まあ、お金のないのも不幸であるが、ありすぎるというのも不幸の始まりかも知れない・・・と言っても家裁でのトラブル処理は資産5000万以下の一般家庭が約8割であると聞いた。
いやまあその~てな具合である。
みんな仲良くしていきたい!・・・
普通の感想を持ちながら、夜はまた楽しい会場へと急ぐ。