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先人に学ぶこと

最近の磯田道史さんの活動はなかなか!と思ってみている。以前も読んで直ぐにブログに書いたかも知れないが・・・

『天災から日本史を読みなおす – 先人に学ぶ防災 』中公新書は実に何度読んでも面白い。ああ!時代が変わっても結局みんな地球で生きているからだよなあ~と漠然と思う。 

豊臣政権を揺るがした二度の大地震、一七〇七年の宝永地震が招いた富士山噴火、 佐賀藩を「軍事大国」に変えた台風、森繁久彌が遭遇した大津波。 史料に残された「災い」の記録をひもとくと、「もう一つの日本史」が見えてくる。 富士山の火山灰はどれほど降るのか、土砂崩れを知らせる「臭い」、そして津波から助かるための鉄則とは? 東日本大震災後に津波常襲地に移住した著者が伝える、災害から命を守る先人の知恵。

【目次】

まえがき――イタリアの歴史哲学者を襲った大地震

第1章 秀吉と二つの地震
1 天正地震と戦国武将
2 伏見地震が終わらせた秀吉の天下
第2章 宝永地震が招いた津波と富士山噴火
1 一七〇七年の富士山噴火に学ぶ
2 「岡本元朝日記」が伝える実態
3 高知種崎で被災した武士の証言
4 全国を襲った宝永津波
5 南海トラフはいつ動くのか
第3章 土砂崩れ・高潮と日本人
1 土砂崩れから逃れるために
2 高潮から逃れる江戸の知恵
第4章 災害が変えた幕末史
1 「軍事大国」佐賀藩を生んだシーボルト台風
2 文政京都地震の教訓
3 忍者で防災
第5章 津波から生きのびる知恵
1 母が生きのびた徳島の津波
2 地震の前兆をとらえよ
第6章 東日本大震災の教訓
1 南三陸町を歩いてわかったこと
2 大船渡小に学ぶ
3 村を救った、ある村長の記録

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