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人生って不思議

20代の時に執筆した小説が近々電子書籍になる。先般もブログに書いたのだが・・・ある編集者の方が国立国会図書館で探してこられた。こうした行動もあるんですねぇ。

時間かかって私に辿り着いて連絡をいただいた時、まるで蝉の抜け殻を「はい、見つかりました」と目の前に出されたようだった。しばしその抜け殻を見つめ、呆然と話を聞いていた。「そんなことってあるの?」と。

そして、初めてさの編集者に出会った昨年末。国会図書館にある書籍は表紙がとれているものだということも知った。帯文も知らないまま、彼はもそのコピーを私に見せてくれたのだ。「はぁ・・・」としかコトバが出ずに珈琲を一口飲んだ。

日頃の原稿確認作業にまじって(笑) 改めての文学?の「校正」がほほ終わった。確か、最初の作品は19歳でしょ?汗がでる・・・当時の若い感性については全く手をいれることが出来ず。もう擦り切れた自分には不可能だ。勢いに任せて、ばんばんと批判のようなところは必死にカットした。しかし、国鉄だ、雑誌名にしても「そんなのあった?」と多分廃刊になっているものも多く、過ぎ去りし時代を感じた。

担当の編集者がたまたま鳥取県出身。当時の私はシャツにジーパンはいて、一眼レフのカメラを肩にかけて彷徨っていた。海岸線だ街だと歩き回った。多くの場所やコースもなかったり。そりゃそうだ。「ああ、そうですか・・・」と納得する。そう、「今はないのだ!」と。思えば当たり前だし、用字用語で使用禁止もあり、これはどうしたものか?と思ったが、そのまま表現してしまうことにした。

しかし!である。

人生の後半戦でこのような機会が訪れようとは、本当に夢にも思っていなかった。じーっと静かに埋もれて、風化して、喪失、忘却か・・・と思っていた。

人生は実に不思議なことが起こる。明後日は1980年代にお世話になった方のインタビューである。先方は「もう忘れてますよ」と電話口で笑った。だが、撮影、編集をする。デジタルはまたある意味素晴らしく!また半永久に残る。ある意味怖いよ!(笑)

いずれにしてもつくづく人生は不思議!!

よくフランス人が口にする C’est la vie ! か?

そうそうC’est la vie !です。

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