鳳宮さんという書家の訃報であった。
「今年の3月31日にこの世を去ってしまった」・・・とあった。
書家だけでになく、ちぎり絵も特異な才能だった。
その迫力ある文字とちぎり絵。
作品からは想像できない、そう、透き通るような美しい女性であったことを思い出した。
そのちぎり絵はいわば彼女の何がそうさせるのか?と思うほどのど迫力。
これまで、いろいろなカルチャー教室でちぎり絵はいろいろ見ている私もびっくりした。
その作品はドイツ、フランス、アメリカでも高く評価された。
伊勢先生によれば来年からいよいよ大運にはいるということだったのにだ!
癌が脳まで転移したという。
転移・・・文字で書けば二字。
その二文字が才能を断ち切った。
何故?とかどうして?という疑問さえ、すべて断ち切られる瞬間が人の世にはあるのか。
今、ただただご冥福を祈ります。