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2014年5月10日 | ichikoTV ichikoTV

2014 年 5 月 10 日 のアーカイブ

伝えていく・・・という事

2014 年 5 月 10 日 土曜日

淑徳大学サテライトキャンパスでの熟議企画「川講座」も今日、5月10日で最終回となった。テーマは楽しくということで「紙芝居を楽しみながら みんなで語ろう!川の記憶」。先ずは千川のお話を。昔、蛍狩りもしたほど美しい川であったという千川の話を海保洋一さんが話す。「ああしよう」「こうしよう」とずっと打ち合わせをしてきたが・・・今日、本当に詳細で分かりやすい資料を作成いただいた。

二部は地元の「千早語り部部会による紙芝居。これは古くから豊島に伝わる民話をもとに作られたもので「小さい桶・むじなの恩返し」と「千川上水物語」の二作である。日頃より地域の子どもたちをはじめ高齢者の方々に、昔、豊島区には美しい川が流れていた話、水や土の大切さを伝える活動をしているによる上演である。紙芝居の木枠から物語の取材と構成、そして絵も全て手作りによるものだ。別所弘一さんの絵がまた素晴らしい。並々ならぬ集注力で描きあげたのだろう!と感動である。紙芝居の語りはその別所さんと岡本まゆみさん。岡本さんは物語の中で何役もこなす。一作が10分ほど。その時間は大人もくぐっと引き込まれる面白さ。終わると、ちょっと未来について考えるサムシング。そうだね!これが「伝えていく」ということなのだと思う。

「吉田さん、みんな大満足です」とセミナー終了後に参加者のJさんからメールをいただく。思い出せば昨年の7月からあれこれ考えていた日々。終わってしまうとそれこそ、あっという間の事ではあるが、後々、「ああ、川講座を企画して、最終回には紙芝居をみたなあ~」と思い出し、そして微笑むことが出来れば最高ではないか!ほどよい疲労感に包まれた。