今年は戦後70年の節目である。
8月8日(土)まで日比谷の第一生命ギャラリー(千代田区有楽町1-13-1 DNタワー21)で『はがきで綴る戦争の記憶-千の証言展』が開催されている。
これは、戦争や戦時中の体験を次世代に伝える「千の証言」プロジェクトがすすめたもので、毎日新聞社にはこれまでに1000通を超える証言が寄せられたそうである。
一人一人が戦争と向き合わざるを得なかった時代。「あの戦争とは何だったのか」という疑問だけが残るが、証言を記したはがきや関連する品物、写真、映像、取材記録を冷静に見るだけで戦時下を人々がどう生きたかが分かってくる。時間が少しでも空いたら是非。
展示の一部
・終戦後1年間、密林で生活した兵士の手記
・戦時中に交し合ったラブレター
・神風特攻隊員が家族に残した遺書
・真珠湾攻撃と終戦の日の毎日新聞紙面(後に作家となる井上靖が執筆した記事も)
・大分県の海軍士官専用の料亭「なるみ」に残された士官たちの書
■第一生命ギャラリー アクセス
http://www.dai-ichi-life.co.jp/dsr/society/access.html