サイトトップ

2015年7月22日 | ichikoTV ichikoTV

2015 年 7 月 22 日 のアーカイブ

粉飾

2015 年 7 月 22 日 水曜日

チャレンジ・・・素晴らしい言葉である。これまでに何度使ったことか分からないほどである。

しかし、日本の一流企業の恥部が明らかになって、日々、ニュースでながれているのを見ると、その組織の人、社員は如何に辛い時間があったのかと思う。

 

東芝に対する第三者委の報告書では利益水増しの内訳が明らかになり、トップが「チャレンジ」と称し収益改善目標の達成を部下に迫る「利益至上主義」があったことが分かった。

業種は違うものの、私もサラリーマン生活を数十年送った。「組織人として」という自覚は常に持っていた。資本主義社会では利潤追求は当たり前の事とコマのように働くということに何の疑問もない時代があった。

東芝に於いて、上司の意向に逆らえない「社内風土」。いや、東芝だけではない。上司に逆らえば・・・次の展開が待っている。サラリーマンであれば誰でも分かる事だ。

2008年度の決算で半導体事業が低迷し3435億円の最終赤字を計上した東芝。この背景にはリーマン・ショックの影響が大きかった。しかし、あのショックは東芝だけではなかった筈。

トップがなぜ利益水増しを働いていたのか?三代までさかのぼるらしい?あまりにも時間が経ちすぎているではないか。