日本語を扱って仕事をする身として、時々、くららっ~と躊躇うことがある。
眩暈さえしてくる。
「これマジ、やばいっす」
「ぶっちゃけ~どうなってるんすか?」
「っていうか~敷居高いっすよね?」
これらに戴して、一瞬、どう答えてよいか分からなくなるのだ。
「やばい」といっても「いけない」「まずい」といった負のベクトルではなく、「最高にいい」「抜群の旨さ」といったことも入る。
「このラーメン、マジやばいっす」と言われたら、カウンターの向こうで料理人はほくほく顔していてもいいのだ。
では「ぶっちゃけ」とは?
別の言い方で何といえばいいのかな?
「ホンネを言えばいいの?」程度。
しかし、また分からなくなる。
もう「敷居が高い」などといったら「敷居」の意味さえ知らない使い方をしている。
大論文を書くわけではないのだったら。もう、テキトーにかわすしかない。
しかし、ストレスはたまるばかりである。
そもそもの「敷居」の言葉に悩んでいるこんな自分の状態が「ぶっちゃけ、マジ、やばい」・・・