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2019年4月5日 | ichikoTV ichikoTV

2019 年 4 月 5 日 のアーカイブ

我を忘れ・・・?

2019 年 4 月 5 日 金曜日

このニュースが流れた時、暫し唖然とした。

塚田国土交通副大臣が今月1日、山口県下関市と北九州市を結ぶ道路の整備をめぐって、下関市と福岡県が安倍総理大臣と麻生副総理の地元であることに言及したうえで、こう述べた。「総理や副総理が言えないから、私が忖度した」と。

いちいち書く必要もないが「皆さんよく考えてください。下関は誰の地盤か。安倍晋三総理大臣だ。安倍晋三総理大臣から麻生副総理の地元への、道路の事業が止まっているわけだ。吉田参議院幹事長と大家敏志参議院議員が副大臣室に来て、『何とかしてもらいたい』と言われた。動かしてくれということだ。吉田氏が私の顔を見て、『塚田、分かっているな。これは安倍総理大臣の地元と、麻生副総理の地元の事業なんだ。俺が、何で来たと思うか』と言った。私はすごくものわかりがいい。すぐ忖度する」という発言。一瞬、出来の悪いドラマの脚本か?と思ってしまうほどである。まさか?と思っていたら、「嘘」だったという。そしてたくさんの人々を前にして熱がこもって「我を忘れ・・・」という理由にもならない言い訳には笑ってしまった。

 

こういう方が日本の国土交通副大臣であった。人はやはり地位と名誉があるとこうもなってしまうのか?と思ってしまうがやはり「個人」の資質の問題である。本当に政治の世界とは!

この話から、久しぶりに昔々、仕事をしていたある男性の言い訳があまりにも凄かったことを思い出した。その人の別の「言い訳」が先般たまたまある席で笑い話のようにいわれ、また皆で笑ってしまったのだが、一時、随分とその男性の作り話に私もつきあわされたことがあった。仕事の時は大いに迷惑をかけられたが。冷静に見つめると可笑しいので、纏めてやろうかと、ある雑誌の「男の嘘」というテーマに投稿し、確か特賞かなにかをいただいたことがある。それもイラスト入りで掲載された。雑誌社の人も多分信じられないほど笑ったであろう。

おかしを食べてはいけないですよと母親に言われた時、欲望にまけてお菓子を食べてしまった5歳児の男児の台詞のようである。「急に外から○○がやってきてお菓子を持って行ったの」とかね。まだかわいいものである。

そんなこんなで最近は「政治」と「政治家」いや「政治や」について考える機会が増えた。