掃除というより片付けをしていると忘れ去っている埃をかぶった箱関係を発見する。
この箱関係、あくまでも自分に関するものだというのに、こうしたものは冷静に判別そして「いらない」と思ったら捨てる事だ。
それは青春の思い出の欠片であり、「あっ」と赤面し何か甘酸っぱい感傷も表出するが、「もう二度と戻ってこないから」と保存しておいても自分がこの世がらいなくなった後のことを考えたらそれは「とーんでもない事になる!」だろう。
昔、聞いた話だが。あるご婦人が病院のベッドの上で、「自宅に帰りたい!」と言っていた。家族は彼女の病状を心配しても医師からは二度と自宅には帰れないと・・・・
その後、婦人が亡くなった。
家族は諸々の整理を始めたという。
どのくらいの時間経ったのか?
どこにあったの?
詳しいことはわからない。
ご婦人がどうして、あれほとまでに自宅へ帰りたかったのか?
家族はそれを手にして初めて帰りたかった理由が分かったという。
見つかったのは
昔の恋人からのラブレター・・・