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アーカイブの意味について考えてみた | ichikoTV ichikoTV

アーカイブの意味について考えてみた

 本日は朝一番から大正大学・表現学部の最終授業に出席。今回の「としまの記憶」の撮影の20グループからそれぞれ1作品を選んでの上映会である。20本を続けてみるとなかなかの迫力ある動画である。

これまでの、確認作業はパソコン上でしていたものであるから、何となく「私の世界」という感じであったが、礼拝堂の大きなスクリーンに映しだされる実にいきいきと歴史が伝わってくる。

全体講評をしたあと、学生たちによる人気投票となった。接戦である。1位の「池袋国民學校の放課後」では、多分、当時1銭で買ったというおやつの話や、実際にベイゴマで当時のように夢中で遊ぶ語り部の方々の姿が印象に残ったのだろう。そして、2位の「ひのや商店」さん。これは何と言っても防空壕のお話の大迫力であろう。そして3位の「国防色の制服を着た従軍看護婦」。私も取材に立ちあったが、あまりの衝撃的な話に身震いするほどであった。その日はなかなか寝付けないほどのものであった。また国防色という色がどんなものか?10代の学生さんにはピンとこない。同位の「もう食べたくないイモや麦」。今、私たちが知っているイモとは全く異なっているイモ。それは筋っぽくて、甘くもうまくもないものだったという。くる日もくる日もイモの生活。そして麦飯。お母さんが握った麦飯の握り飯が新聞紙の上にぱらぱらと落ちる光景。現代の飽食の時代にあって、想像さえ難しいことだろう。

コツコツと地道な作業が、意味するものとは?

 

さてさて、学生の投票結果は下記の通り!

1位  池袋国民學校の放課後

2位  東池袋二丁目「ひのや商店」

3位  国防色の制服を着た従軍看護婦

3位  もう食べたくないイモや麦

 

今回、ご協力していただいた多くの方々に感謝である。春には今回の作品60本ほども含め上映会の予定である。

 

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