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「時」は生ものである

「としまの記憶」をつなぐ会というNPO活動もしている。今年もまた10月から大正大学の学生との語り部の方々の収録が始まる。既に準備に入っているが、しみじみ「時」は「生もの」であるということが分かる。既に戦争体験者が少なくなっている。静かに時は刻まれていく中で、何かが静かに風化していってしまう。自然に人々の記憶から離れていくことが身に染みている。

偶数月に「としまの記憶通信」という媒体を発行している。会員の皆さまとその他ではあるが、朝日新聞の記者の方から携帯に電話があった。登録していない番号にははじめどうしてもいぶかしげに対応してしまいあとから謝るのではあるが・・・

なんでも、8月末に戦時中の企画をするらしく「国民酒場」について語ってくれる人がいればインタビューしたいとの話だった。

あれこれ・・・頭をくるくる・・・いた!あのひとか?Sさん!と思い当たる。その方は、その国民酒場のことをよく知っていらっしゃった。その他、90過ぎてもしっかりと記憶されていることを語ってくださる。

今年の年末に101歳になられるМ子さんも関東大震災の話、東京大空襲の話をしっかりと記憶されて話してくださる。とにかく愚直にその方々の「記憶」を生ものである「時」の中で記録していくことの大切さに改めて気づく。

 

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