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「一汁一菜」という哲学 | ichikoTV ichikoTV

「一汁一菜」という哲学

夜は料理研究家・土井善晴さんの講演の取材。会場内は満席。ほぼ女性が多い。

土井さんの「一汁一菜」の話は何故か、小さい頃の思い出に即効、繋がった。誰であったか?明治生まれの祖父か?祖母か?最初にこの言葉を聞いた時に感じたこと、それは小さいながらの衝撃だったことを思い出す。

考えてみれば、現代の生活では「ハレ」と「ケ」の区別がない。いや、殆どが「ハレ」であろう。多分「ケ」というものが分からない人々が多いことだろうと思えた。これは、良いか悪いかではなく、時代がそうなのだ。

人はたいがいが「食べる」事で始まる。食べることが全てである動物たちとは違うが。人は「料理」をして、そして「食べる」。その行為が人たる所以である。

当たり前かも知れないが、その深い深いところをそっと見てみよう。のぞく、そんな感覚で良い。さてさて、私にとっては「一汁一菜」というのは何だろう?

・・・哲学だと思えた。

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