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平成という時代 感謝!

先般、歌会の審査員をされている三枝昴之さんの「歌と両陛下」のお話しを聞いた。

贈られしひまわりの種は生え揃ひ葉を広げゆく初夏の光に   御製

これは、阪神大震災の時、被災地に咲いたという奇跡ともいうべきひまわりの種が育ち、そして大きく葉が開いているというお歌である。

 

そして

今しぱし生きなむと思ふ寂光に園の薔薇のみな美しく     御歌

美智子さまのお歌である。これを聞いた時に、私は涙がとまらなくなった・・・

 

エピソードが一つ。

「駅」をお題にと三枝さんが何度となく伝えた時、天皇陛下が首をたてに振られなかったと。何度も・・・そして「沖縄に駅はありません」と一言仰ったという。三枝さんは「あっ・・・」と思ったそうだ。日本国のことを本当に心の底から考えられている天皇陛下だ・・・そう感じたという。

 

もうすぐ「平成」が幕を閉じる。「昭和」から「平成」になる時のことを思い出す。日々何かに追われ、ただただ慌ただしい空気感があった時代であった。

今、「令和」へと!

 

語るなく重きを負ひし君が肩に早春の日差し静かにそそぐ   御歌

美智子さまが天皇陛下の傍らで見守る優しい眼差しがうかぶ。

数多くの天災に遭った平成ではあった。しかし、常に平和のための眼差しで日本を見つめられた天皇陛下と美智子さまに感謝である。

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